暑い一日でした。お得意さんが「36度越えた」といってます。まさに体温ライン。

  おふくろの症状が進んでます。週末、私と2人で過ごすことが多いのですが部屋が分からない。それほど(部屋数が)多いわけでもなく間取りもごく普通。廊下を挟んで右左に分かれてます。トイレがどこかよく聞くようになりました。認知症をテーマにした映画を見ると決まって各部屋。引き出しなどに貼り紙をしているのを見かけます。以前a way from herという洋画を見たときもそういうシーンを見ましたからこれは洋の東西を問わず誰もが考え思いつくことなのだなぁ・・・と感心したことがあります。ただ、いかにも切羽詰った感じが嫌なのと何より本人がどう思うか?わざとらしい。ホームセンターで営業用のプレート(お店なんかでよく使ってる男女をデザイン化したやつ)を買ってきて貼り付けてます。それでも夜間は分からないといけないのでドア開け放してます。廊下にセンサーが付いてるのでトイレの前まで来ると自然にライトが点きますし中で動いてる限りずっと点灯する。。同じように私の部屋もドアは開けっ放しで休みます。夜中に目を覚ました時、周囲に誰もいないと不安になるようでトイレに行った後私の寝顔を見て部屋に戻ります。ただ、最近は自分の部屋がどこだったか分からないときがあるようで「ウチの部屋どこかな?」といって私を起こします。(彼女の部屋もドアは開けているのですが何かのはずみで閉めてくるようです)これまた貼り紙するのもどうかと思い、先日白浜に行った時和室の入り口に掛かっていた部屋のプレート。草書体で綺麗に書いてあります。これを外して持ち帰り、彼女の部屋に貼り付けました。それが「あまぎ」。特に思い入れがあるわけでもないのですが強いて言うなら石川さゆりのド演歌「天城越え」。これが駄目になったら次は「しれとこ」「えりも」もあります。このあたりは歌えます。ちなみに彼女の十八番は「さざんかの宿」。「あまぎ」今のところ気に入ってるみたい。話すことがなくなると決まって「どこか旅行に行こ!1泊でいいから」「そうやな。天城にでもいくか?」なんて話します。さて、天城越え。出来るかな?