メール PC、携帯が普及して「メール」という単語が日常語になってしまいましたが20年ぐらい前、通信手段が電話か郵便のころ「メール」といえばエアメールをいい、白地に青や赤の縁取りがある封筒で表にアルファベットが書かれていてどこかハイクラスなイメージがありました。いつしかPCが出回りだして映画ユーガットメールではメグ・ライアンがベッドの上でノート(確かアップルのマークがはいっていたような・・・)でメールを打つ姿にも違和感を感じなくなってメールと言えば「電子メール」。そんな風に変わってきました。 日本振興銀行の前会長木村剛氏が「業務に関する電子メールの削除を指示した」として、銀行法(検査忌避)違反で逮捕された。というニュースを先日見ました。この木村氏。小泉内閣時代、竹中平蔵氏のブレーンとして何度かマスコミにも登場していました。現在の年齢から逆算して当時まだ40前後。日銀OB。スーツにネクタイ。高そうなめがねをかけて無表情。「典型的なエリートってこういう顔してるんだ」と思った記憶があります。40そこそこで銀行の会長。そういえばTV局を買収するとか言ってたライブドア元社長。ホリエモンも社内での伝達はメールオンリーと言っていたように思います。ちなみにこの時の買収に掛かる資金はこれまた例のリーマンブラザースからだったといいますから現状と照らして金融破たん前夜。時代を象徴していた事件だったのかもしれません。 話がそれましたが(いつものパターン)「電子メールを削除することはそんなにいけないことなのか?」知人に聞いてみたのですが保存義務を明確化した法律はないと言います。日本の法整備はそこまで追いついてないそうです。今回の事件は金融庁が検査に入った時点で振興銀行に「電子メールを削除するな」という指示をだしていました。振興銀行がこの指示に違反したので、検査忌避で告発されることを免れることはできないということらしいです。でもメールなんて都合の悪い部分だけ削除したり書き換えたりしようと思えば後からいくらでも出来ます。ですからそういう但し書きが必要な状態はそれほど長く続くとは思えません。事件をきっかけに「メールの保存義務」なんて法律が出来るようになるのは必至。今のうちにややこしいのは削除。もしくはメディアに移し変えておいたほうがいいかもしれません。ウチ?そんなのありません。ごく偶に業務連絡みたいなのが入ってくる以外は宣伝ばっかり。携帯?元気な頃おふくろからよく「ひらがなメール」があったぐらいで後は事業所に「今から○○さんにサービス入ります」「お疲れ様ですよろしく!」これも何年も前のコメントずっとコピーで送るだけ。(笑)それと飲み会の連絡ぐらい・・・・隠すようなメールが無いということもまた寂しいことなのかな?・・・