永年自販機扱ってますからほとんどのトラブルは処理できると思ってます。でも稀にどうしたものか?と考え込むような事例にも出会います。それがどういうわけかあまり長居したくないところで。商品が出てこない。サービスセンターと電話で連絡取りながらああでもない。こうでもない。機械の前で電話しながら(こういう時ハンズフリーは両手が使えて便利です。ちなみによく若い人がやってる肩をあげて耳との間に電話を挟む話し方。私、どうしても出来ません。首の骨が硬いのか肩が’なで肩’なのか挟んだ電話が滑り落ちます。)いつしか声が大きくなっていたのか玄関ドア開けて「オジンさん。誰と話してるのかと思ったら電話かいな?」事業所の社長。「あ。すんません。ちょっと機械調整してました。もう終わりましたんで」「中に入ってコーヒー飲んで行って」「はい。おおきに」椅子に座ってたサ責の一人がコーヒー入れに立ち上がります。「えらいすんません」他に話すこともないので「どうです?景気は」「利用者さんが減る一方や」「この仕事の宿命みたいなもんでしょう。アメリカの統計ですけど「既婚者」「生涯独身」「配偶者と死別した人」の3つのグループについて年齢別の死亡率を分析したら。その結果「配偶者に死別した人」→「生涯独身」→「既婚者」の順に死亡率が高いそうです。ですからこれから利用者さん確保するなら既婚者。」「へ~そんな統計あるのん?。そんなら私もオジンさんも早死にする口やな」「ハイ。それでなくても私の家系は早死に系ですから・・・あ!社長は別。百まで補償します。」「そんなことないでぇウチかて血圧高いの知ってるやろ?」「そうですねぇ・・・びっくりするほど高い。ちゃんと降圧剤のんでますか?」「血圧上がるようなことばっかりが続く」「なるほど・・・いよいよアカンという時は教えてくださいな。ベッドの横で手、握っててあげます」「ありがと。オジンさんの時も行ったげるからな」(どっちも「相手が先や」と思ってる)