おふくろがお世話になってる事業所。メインは訪問介護。50名ほどの登録ヘルさんが働いているそうです。そして近くに売りに出ていた家屋を買い上げてのデイサービス。あと保険外サービスも時間1000円で受けているそうです。そのオーナーさん(60過ぎのなかなかの美人。先日応募すること5回目にしてやっと日本財団の車が当たったそうでその名前を「競艇号」「ばくち号」にしようかというセンスの持ち主)のブログ。時々覗き見させてもらってます。数日前、事業所で研修会があったそうでそれに寄せた感想を書いておられました。
以下抜粋。
「デイサービスの場合は、亡くなった人もいるけど、8年前の初めからずっと元気でいる人が半分くらいもいて、家庭的にも恵まれた人ばかりだから、サロンで楽しく過ごしてもらうことだけ考えればいい。気楽と言えば気楽。反対に訪問サービスは介護保険であろうとなかろうと、家での生活そのものを支えるのだから深刻な場面や状況に対応しなくてはならない、死とも直面する。○○(事業所名)の場合は特に独り暮らしや難しいケースが多い。仕事としての経験も要るし、人生経験も要る。子供の気持ちは自分がかつて子どもだったからわかるけど、老人や、治る見込みのない病人の気持ちは、もちろん経験がないから想像するだけ。特に私の場合は想像力に欠けているのか、この年になってはじめて、人がこういう気持ちだったのかとわかって、後悔することが多い。(中略)その立場にならないとわからないというのは厄介なことだ。人の経験を真摯に受け止め自分の経験にすることがたいせつだ。つらい立場にいる人たちの気持ちを的確に想像できる力がほしい。」
これは私にも当てはまる。分かったようなつもりでなんにも分かってなかった。これまでそんなことの繰り返し。ヘルパー講習受けて最初に出会った言葉。「ノーマライゼーション」そして「共感」「受容」。きっちりノートに書き写してます。私もそんな力が欲しい。