講師の先生から借りてきました。『ろう者のトリセツ聴者のトリセツ』両者のコミュニケーションのズレを書いた本です。同じ言葉(手話)で話していても誤解が生じる。挙句『ろう者はうそつき』『聴者は勝手」とまで発展することがあります。介護の仕事をしている人達が先ず一番に言われるのが共感。受容。これも十分なコミュニケーションが基本になります。特にろう者の言語、手話はボキャブラリーが少ない。それゆえに聴者が何気なく使う言葉をそのまま訳して伝えると場合によっては全く逆の意味に伝わってしまいます。よく「どちらにしろ」私などもしょっちゅう使う言い回しですがそのまま伝えると命令されたように受け取る。それと、これも私がよく使う『思う。思います』。かなり温度差があるようで私の場合『思う』という場合ほぼ90パーセント以上のニュアンスで使いますがこれをろう者は50パーセントとしか取らない。『ちょっと』『やっと』『まだ』それから『ない』これはろう者はオールオァナッシングで完全にゼロか100パーセントのどちらかと取ります。際立っているのが『死亡』。死ぬという言葉は一般的に人や動物を指して言いますがろう者は機械の故障や電車が動かないとか携帯の電池切れや圏外。そして事象にも。例えば『下手な通訳で使い物にならない』。そんな場合にも使うとか。私?完全に『死んでます』。(笑)
