総務省集計の家計調査を見ると、1世帯あたりの貯蓄額(2008年)の全国平均は1680万円となっており、都市別で見ますと奈良県の貯蓄額が全国1位となっています。奈良というと隣県なのですが古寺が多く、大仏。鹿。なんとなく地味なイメージ。もう10年以上行ってませんので今は変貌を遂げているのかもしれません。平均年齢が高いのかな?いわゆる高齢化社会がすすんでいる。そんな気が地味で落ち着いたイメージとダブります。参考に上位と下位から3県取り上げてみました。

都市名   平均貯蓄額  うち有価証券(比率) 年間収入  持ち家率

 奈良市   2389万円  554万円(23%) 678万円  84%
 横浜市   2342万円  683万円(29%) 704万円  85%
 さいたま市 2293万円  366万円(16%) 774万円  73%
   
 鹿児島市  1160万円  135万円(11%) 571万円  64%
 佐賀市   1049万円   91万円( 9%) 540万円  55%
 那覇市    814万円   79万円( 9%) 498万円  47%

 上位都市に共通するのは65歳以上の人員が多いことと年収が比較的高いところで、最下位の那覇市は平均収入の低さもさることながら世帯当たりで教育費のかかる18歳以下の人員が多いそうです。ということは10年ぐらいの長いスパンで見るとこれはいずれ逆転するのか、あるいは高収入を求めて県外に流出していくか?興味があります。また貯蓄率上位の都市は有価証券を利用し資産運用をすすめていることも特徴。資産運用という言葉が頭をよぎります。いずれにしろ「みんな結構持ってるのだなぁ」というのが素直な感想。私?どこに行っても肩身が狭い。日本には住めません(笑)