明日(正確には今日)バンクーバー冬季5輪が開幕します。時差のずれが大きくて真夜中や早朝の放送になるようで今日行ったお得意さんでも「生では見れない」と言ってる方が多かったように思います。某生保のアンケートでは『活躍しそうな選手』のトップはやはりフィギュアの浅田真央選手のようですが他の選手も持てる力を出し切ってがんばってほしいと思います。フイギュアスケート。今日入った利用者さん。86歳男性、「あれは競技というよりショウやわなぁ」なるほどそういう風にも見えます。ジャンプも何種類もあっていくら聞いても見てその違いがよく分かりません。それだけ難度が高いのでしょう。
ところで浅田選手をはじめとしたいわゆる『一流』と呼ばれる人たち。競技生活を続けるだけでも並大抵の費用ではできません。先ずコーチ。世界的に有名な人だと年間1500万円が相場。それに振り付け(このあたりがショウといわれる所以)1曲100万単位といいます。ショート。フリー。エキジビション。それぞれ違います。これだけで300万。あと衣装。これも100万単位。これも3着分。(ブルーが縁起がいいそうです。言われてみれば前回の荒川選手もブルー系)あと練習するにもリンクは貸切になるでしょうし遠征。コーチやトレーナー。全て選手負担。それやこれらやの費用を合わせると一流選手が競技生活を続けてゆくには年間3000万円以上の費用がかかると言われます。到底個人で負担できるものではありません。結果複数のスポンサーが付きそしてCMにも出演しなければならなくなる。ご覧になった方も多いと思います。でもそれも一流といわれる人でないと無理。その少し手前みたいな選手がわんさといます。業績悪化でスポーツへの支援を取り止める企業も相次ぎ、資金面の都合がつかず泣く泣く競技を止めざるをえないアスリート達も少なくありません。現代スポーツは「頑張れ」といった声援や「大和魂」といった観念論だけでは立ちゆかないのが実情。日本においても国威発揚なんてどこかの将軍様見たいなのは嫌ですが選手が競技に専念できる大きな仕組みがあって然るべきかと思います。そういう意味では日本は遅れている。というより意識。価値観の違いかな?