最近は商店街といわずショッピングモールというのだそうですがクリスマスの飾りつけが華やかになってきました。にぎやかなジングルベルが「何かに追われるような気分」にさせられるのと同じようにあまり好きではありません。『ルカの福音書』に見られるキリストの降誕は決してきらびやかなものではなかったといわれます。田舎町ベツレヘムの馬小屋の飼い葉おけに寝かされているみどりご。これが聖書で言うクリスマス。そしてまたこの時期になると思い出すのがまたか?といわれるかもしれませんが(笑)Oヘンリーの『賢者の贈り物』貧しい夫婦のクリスマス。妻は髪を売って夫が大事にしている時計の鎖を買い。夫は時計を売って妻の美しい髪にとくしを買う。貧しくてもおろかでもお互いを思う心の温かさがそれをカバーする。同じように短編で生きる希望を失った少女への命がけのメッセージ『最後の一葉』が有名ですが話としては「賢者」のほうが好きです。クリスマスは静かに過ごすほうがいい。さて、今年のクリスマス。・・・やっぱり休み明け?忙しい日になりそうです。