『 これ、少ないけど』とおふくろがノートを破いた紙に包んで1万円くれました。「ありがとお!」そのまま受け取ります。いつもは寝ている間にでこっそり財布に戻すのですが昨日はそれからしばらくして何をごそごそしてるのかと思ってみてみるとバッグの中から何度も財布を取り出して中身を数えなおしてます。『7千円しかない!。これでは外に出られん』さっきもらってポケットにいれたままの1万円。「これ、よかったら使って?」『ありがとう!借りとくわ!』返すタイミングが遅れるとこのパターンになります。もし出したときの事だけ覚えていたら私は随分彼女から小遣いもらってると思われてるはずですが幸いそれも同じように忘れているようなのでちょっと救われます。
 さて、週末、長妻厚生労働相は19日、同省内で記者団に対し、福祉サービスの利用料に原則1割の自己負担を課している障害者自立支援法を廃止する意向を表明しました。この制度。ご記憶の方も多いと思いますが発足は小泉政権の頃に遡ります。当時、支援費での利用者さんに入らせてもらってましたのでそれまで受けていたサービスが受けられなくなるとご家族が嘆いておられました。キャッチフレーズ?は『応能負担から応益負担へ』なにげに聞き流してしまいそうな文言ですがそもそも障害を持ってる人達にとって『益』とはなんぞや?例えば排泄介助。トイレに行く度にお金がかかる。「そんなアホな。排泄のどこが『益』なんや!」憤慨したのを覚えてます。当然重度の人ほど利用回数も増え負担が大きくなる。健常者の発想です。国会前に大勢の障害者団体が抗議に集まったのを覚えてます。廃止後の受け皿がどんな形になるのか注視したいと思います。