仕事柄、賞味期限(品質保持期限。日配品は消費期限)には反応するほうだと思ってます。缶飲料で製造から1年(私たちの手元に来るのに1ヶ月それから消費者へまた1ヶ月で実質10ヶ月)PET飲料で大体半年あります。それでも稀に動きの悪い商品で自販機からテスト搬出するともう数日なんていうのがあります。大抵は回収して自己消費(早い話が自分で飲みます)か廃棄します。どちらかというとほとんど廃棄。(そうでないと糖尿病の心配をしなければなりません。)賞味期限。印象としては嫌な呼び方ですが最近人間。人にも言われるようになったようです。動物として捉えるなら私ももう下り坂。期限切れは時間の問題。仕事としては職種にもよりますが知り合いの娘さんがグラフィックデザイナーを最近辞められたと言います。あの業界の賞味期限は短く、30歳を過ぎて現役というのは、かなりの実力の持ち主だとのこと。そして大規模な会社は少なく制作費も押さえられがちなため、給料が少なくてすむ20代を使い捨て・・・という感じだとか。見た目と違って厳しい仕事です。そう考えると私たち自営は死ぬまで現役。事実60代70代でも仕事をしている方が多い。恵まれているのかもしれませんが逆に言えば自分で賞味期限切れを判断しなければなりませんのでこれまた難しい。私は出来れば早く終わりたい。昔、横山やすしのマネジャーもしていたという元吉本興業の敏腕プロデューサー木村正雄氏は、その著書で、人間の賞味期限を延ばすには・・・として次のようなことをあげています。

・会社以外でも通用するようなスキルを身につけて、自分の商品価値を高める。
・会社での過去のキャリアに固執しない。
・自分自身をどうしたいのかという戦略を立てる。
・社会人としての礼儀作法や下積みなどの基本的な経験が必要。