9年9月9日。スリーナインですわ。松本零士さんの代表作銀河鉄道999。タケカワユキヒデさんのテーマ。意味も分からないまま流暢な英語の歌詞を真似ようとがんばったのを思い出します。
さて、歌詞ではないのですが先の文化庁の「国語に関する世論調査」では、慣用句や故事成語の意味を取り違えたり、間違って使われるケースが多いことが明らかになりました。古くは『情けは人のためならず』などがよく言われてましたが今回は「破天荒」。本来の意味は「だれも成し得なかったことをすること」ですが、64%の人が「豪快で大胆な様子」と回答。また、「何もせずに傍観している」意味の「手をこまねく」という表現は、45%が「準備して待ち構える」と解しています。
慣用句や故事成語の多くは習って覚えたのではなく、読書や実際に使われている事例を見たり聞いたりしてなんとなくニュアンスで理解しているケースが少なくないと思われます。この調査結果が発表された時には、「破天荒」などの語句が検索ランキングで急上昇したそうです。言ってるほうも聞いてるほうもどちらも曖昧なままで誰も指摘する人がいない。そのうち全く違った意味のほうが定着する。それもまたよし。いや!よくない