週末、四国は坂出に行ってました。あちらには妹が住んでます。妹の案内で四国霊場七十九番札所天皇寺(大阪の天王寺とは字が違いますが読みは同じ)に行きました。古代。南海の大魚を退治に向かったら日本武尊ら88人の兵士が大魚に船を呑まれて倒れたとき、横潮明神が泉の水を持ってD1001023 その水を兵士に飲ませました。すると、全員が命を吹き返して助かったという。それからこの泉は「八十場(やそば)の霊水」と呼ばれるようになったといいいます。夏でもひんやりとしたいい雰囲気のお寺。そして水の冷たさ。まさに『山の神様が作った水だわ」境内のはずれにところてんを売るお店がありこれも結構有名。わらびもち風にぶつぎりにして黄な粉をかけて食べるのといわゆる押し出し式のところてん。関西人はこれに黒蜜。関東では三杯酢というところもあるようですがところてんはやっぱり黒蜜。ちなみについ先日もCMでやっていたと思うのですが漢字では「心太」と書いてところてんと読みます。

思えばほんの数年前、おふくろが元気な頃はこちらにも一人で高速バスに乗って往復してました。そして長いときは数ヶ月も滞在。今は着いてしばらくすると「帰り道がわからんから連れて帰って欲しい」といいます。その頃よく行ったショッピングセンターに行っても全く記憶に残ってません。ただ、今はもう亡くなっていない妹の姑さんのことは同年代という事もあってカラオケが好きな人だったことや一緒に旅行に行ったことなどよく覚えています。そのうちそういう楽しかった記憶もなくなっていくのかな?と思うと今更に不憫。妹婿の案内で温泉に行き食事をご馳走になっても次の瞬間にはもう忘れてます。仲のいい夫婦ですし妹も専業主婦、たまに気分を変えるのもいいかと『しばらく泊めてもらったらどう?』と何度か言ってみるのですが不安が先に立つのかそういう気にならないようで、結局一泊だけして帰ってきました。D1001025_2