果肉の90%以上が水分であり、ノドの渇きを癒やすには最適。むくみ解消が期待でき、カリウムを含み、利尿作用もあります。夏の果物?(野菜という人もありますが)としては最高でしょう。子どもの頃にはカブトムシのエサにしましたが、実はカブトムシのエサには向かないそうです。水分が多いために、カブトムシが下痢をするといわれてます。スーパーなどの店先では、カット販売が増えていますが、丸ごとのスイカを買うときは軽くたたいて「ポンポン」と小気味よい音が甘さの証しです。今はあまり目にしなくなったのですが関西では『氷スイカ』。スイカを大きめにカットしてカキ氷を上にかけみぞれ蜜をかけただけのものですがよく食べました。
 何年ぐらいまえになるでしょうか、天神祭りの日。天神さんのほど近くで喫茶店をしておられたお得意さんから『仕事終わってからでええから店、手伝ってもらえんやろか?」といわれ、車両通行止めになったお店まで夕方、地下鉄に乗ってお手伝いに行きました。これといって経験もないのでそれほど役に立ったとは思えませんがそれでも随分喜んでもらえたようです。仕事といえば専らカウンターの中で黒いエプロンして作り置きしてあるアイスコーヒー。紅茶。レスカ。クリームソーダ。そしてレモンを輪切りにしてグラスにはさむだけのコーラにカキ氷。お店ではカキ氷といわずにフラッペと呼び、宇治茶シロップやミルクとあずきをかけて出してました。そしてフルーツパフェ。缶詰のみかんや桃にパインとチェリー。バナナとスイカにキウイぐらいでしたがバナナの切り方。そしてスイカ。縞と縞の間に包丁を入れると種が表に出ないということもここで教わりました。小さく形よく切り分け飾り付けます。フラッペは一晩で百数十個は作りました。にぎやかな店内に氷をかくヴ~ンシャカシャカという音が鳴りわたります。あとオムライス。ミックスサンドも。どちらも結構手間がかかります。(何も祭りの日にわざわざサンドイッチ食べなくてもいいやないか)とあせりながら作ったの覚えてます。窓の外から花火の音が聞こえます。(見てるわけにはいかんから音だけ)浴衣がけのカップル送り出してやっと一息。びちゃびちゃになったエプロン外して時計見ると10時半。「ありがとう!ほんとに助かったぁ!コレ僅かやけど・・・」と茶封筒。『いや!そんなつもりで来たのと違います!』といいながらきっちりもらって帰り、開けたら中からピン札が1枚。ビル街の中の喫茶店。5年ほど前にマスターが亡くなり今は空き家になってます。