あまり大きく取り上げられてはいませんが夕刊に拉致被害者の有本恵子さんのご両親がジャーナリストの田○総○朗氏を相手取り精神的苦痛を受けたとして慰謝料1000万円を求める訴えを起こしたそうです。知らなかった(その時間は起きてません)のですが少し前、よくお邪魔するブログで取り上げておられたのを見て驚いたのを覚えています。発端は深夜の討論番組で田○氏が「外務省も彼女が生きていないのは分かっている。」という趣旨の発言。あたかも外務省内部では彼女の死亡を周知の事実としているかのような発言。それをTVというメディアを使って全国に伝えたということ。ご両親の怒り悲しみを思うと当然の処置だと思います。ジャーナリストが故に一般市民の知らないことも知っている。役所の高官ともパイプがあっていくらでも情報が入る。百歩譲ってそれ(死亡)が事実だったとしても当の被害者家族にも知らされてないことをTVというマスメデイアを使って吹き散らす。それが彼にとって或いは視聴者にとってどれほどの利益を生むというのでしょうか?彼にとって「守秘義務」とは?そしてそれが「生きていて欲しい」という被害者家族を絶望の淵に至らしめるかもしれないという想いはそこにないのでしょうか?訴えに対して「乱暴な言葉使いはあったが信頼できる外務省幹部からの取材で発言の趣旨は間違ってない」とコメントしたそうです。この訴え。私は1億円でもいいと思ってます。
で、本日16日は「薮入り」
今みたいに週休2日制なんてなく昔は盆と正月しか休めませんでした。新嫁さんや奉公人は日頃の苦労の慰安のため、一泊の休みを貰えるので、この日が来るのを待ち焦がれていました。親元では里帰りした子をあたたかく迎え、子は「親腹七日」(おやばらなのか)の諺の通り、食べて寝て、縦の物を横にもせず一泊します。また、帰りには沢山の土産物を持たせて帰らせたそうです。わが娘が婚家に帰って恥をかかないようにとの配慮からです。今の若者たちが甘やかされてるとはいいませんがほんの5~60年前の日本です。
