国内海外を問わずいわゆる観光スポット。文化遺産と呼ばれるところも多い。殆どがその昔、権力者が残した住まいや別荘。欧米でも王家や貴族がその地位や権力を誇示するために建てたものです。その力は文化芸術にも及び絵画や彫刻。日本における茶道なども権力者のバックアップなしでは成り立たなかったでしょう。時代は変わり格差社会や平等が言われるようになった今、後世に残るような遺産は先ずありえません。よほどの富豪でも三代後には相続税が払えなくなり換金。固定資産は流動資産に代わります。では後世に残るモノってない?アメリカには寄付の土壌もありますが日本の場合権力者や大富豪がやっていたことを今は国や自治体あるいは企業がしなければならないと思います。ココにきて降って沸いたような話。21年度補正予算117億円を計上。「国立メデイア芸術総合センター」早い話が「アニメの殿堂」日本の漫画、アニメ、ゲームを収集展示。世界に発信するのだそうです。アニメオタクの麻生首相も力が入っているとか?私も個人的には漫画世代。随分肩身の狭い思いをしてきましたが今や立派に市民権を得て最近の映画やドラマ。原作は殆どアニメ。漫画から、まさに隔世の感があります。でも所詮サブカルチャー「やはり野に置けれんげ草」。国家予算使って「アニメの殿堂」はないと思います(苦笑)。さて、後世の人達がどう評価するか?(多分この話は与野党からの反対でポシャると思います。)