タイトルからまたまたおかしなものを買ったお話を期待している人があったらハズレです。厚生労働省が大衆薬の通信販売、ネット販売を事実上禁止する省令案をまとめたそうです。当然の事ながら通販業者。楽天をはじめとしたサイト運営者は猛反対しています。特に楽天の三木谷氏(ご存知かと思いますがソフトバンクの孫氏とともに我が国ネット界の草分け。寵児といってもいい。あとライブドアのホリエモンもいましたがこちらは別件で沈没)ユーザー宛にパブリックコメント(意見)募集広告を出すほど。厚生労働省の言い分としては「薬というのは対面販売でなければリスクの説明が出来なくて安全を保てない」ということ。対するネット通販業者。サイト運営者「離島住民や障害者。そうでなくても近くにまともな薬店がない地域。あるいは対面では買いづらい妊娠検査薬。水虫。発毛剤(?)が欲しい人達。どう使用するかは個人の責任。なぜ対面販売でなければいけないのか」この論戦。私はネット業者に分があるように思います。この話を聞いて思い出すのは煙草。タスポなるカードが無ければ自販機で煙草が買えなくなって挙句客がみんなコンビニに流れ、煙草販売店が軒並み売上激減。中には半分以下になったという話も聞きます。これも建前は「未成年に喫煙させない」ということだったと思います。ただ煙草は世間的には「百害あって一利なし」といわれてますからそれほど大きな問題にはなりませんでした。勘ぐるようですが今回も薬剤師会に天下った役人の「ネット販売普及への脅威」「危機意識」「既得権益を守りたい」からできた法案じゃないか?どうも最近こういう話を聞くとどこかで誰かの力(圧力)を考える癖がついてしまったようです。ちなみに私、今までネットで薬は買ったことありません。でももしこの先、身体が不自由になった時、誰かに頼んで買ってきてもらうよりネットで買えるならそのほうを利用すると思います。