週末レンタルされず1本だけ残っていたDVD。「ラッキー!」もちろん帰宅後すぐに見ました。前回記事に取り上げたトレーラー。それで筋書きはほとんど分かったように思ってましたがこれがなかなかそうでもなく意外な結末。ラストは2回見直しました。記憶を無くした妻を持つ夫と入所させたものの蓄えが底をつきやむなく引き取り自宅で夫を介護する妻。残されたものどうしの孤独が共感を呼びそれは人恋しさを表面化させる。このあたりオリンピアディュカキスの演技が光ります。そして主役のジュリークリスティー。実際の若い頃の画像が時々フラッシュバックのように映し出されます。誰もが認める若い頃の美しさと現在の気品漂う美しさ。シワの数だけで言えば同世代の日本人のほうが少ないと思いますがもしこんな人と街でばったり出会ったとしたら・・・やっぱり振り返らずにはいられないと思います。上手な老け方に関心のある方は「ドクトルジバゴ」を同時にレンタルして見ることをお奨めします。この人がフライパンを冷蔵庫に入れたり引き出しに中身を書いた紙を貼りまくったり友達とのホームパーティーでワインという言葉が言えない。上手く演じてます。それとカナダというお国柄か夫婦といえども「個」を大切にするのか至極簡単に施設行きを決める。あんまり悩まないのかな?施設自体日本と違ってもっと身近な存在なのかもしれない。もし自分がこんな風になったら?あんな感じの施設であんな感じの介護師がいたら施設入所も悪くないかな?そう思っていたところにTVで無資格ホームの火災ニュース。やっぱり嫌やわ・・・・評価。☆☆☆☆ぐらい