早いもので明日はもう雛祭り。内裏雛の左右の位置で迷われた方も多いかと思いますが、古式では「左上座」の伝統から向かって右側に男雛が座るのが慣わしだそうです。しかし、現在の一般的な雛飾りでは、結婚式の新郎新婦と同じく、男雛が向かって左、女雛は向かって右側に座っていることが多いようです。もともとは「天子南面」と言われますように、天子は南に向いて座り、日の出の方角（東、天子の左手側、向かって右）が上座で、日没の方向（西、天子の右手側、向かって左）が下座となるため、男雛の右手側に女雛を置くのが古来からの伝統だとか。 しかし、国際儀礼（プロトコール）では原則として右上位（向かって左側が上位）であるため、現在のような向かって左側に男雛を置くスタイルが広がりました。ちなみに、現在の皇室も国際儀礼を範としており、一般参賀などでは天皇陛下が向かって左側、皇后陛下が向かって右側にお立ちになります。
ま、早い話がどっちでもいいということ。なんせ初詣すらお宮さんに行くもよし、お寺さんに行くもよし。（これはウチに来る僧侶が言ってました）中にはお寺の中に鳥居のあるところもあるぐらいですから・・・そういう国民性なんじゃないかな？
ちなみに写真はおふくろがデイで作ったお雛様。ただ、本人は「こんな不細工なお雛様作った覚えはない」といいはります。それでも「可愛いなぁよく出来てる」と言うとまんざらでもないようで「これお雛様のクビが回るんやでほれ、見てみ」と回してくれます。（ちょっと不気味）