Photo     1( 2)トヨタ          897万台(- 4%)
  2( 1)ゼネラル・モーター 835万台(-11%)
  3( 4)フォルクス・ワーゲン623万台(+ 5%)
  4( 3)フォード        540万台(-18%)
  5( 5)ヒュンダイ       415万台(+ 7%)
  6( 6)ホンダ         378万台(+ 0%)
  7( 7)日産          371万台(+ 1%)
  8( 8)プジョー・シトロエングループ 326万台(- 5%)
  9(10)ルノー            238万台(- 4%)
 10( - )スズキ            236万台(- 1%)

昨年の自動車販売実績です。トヨタが世界一になった記念すべき年。年末から年始にかけてさんざん言われてきたビッグスリー。オバマがなんとか存続させようとしていますが2位のGM4位のフォード。そしてクライスラー。どこに行ったか?200万台割れしてベストテンから落ちました。車種車格は違いますがアルト。ワゴンRのスズキのほうが上なんです。隔世の感。少年の頃アメ車といえばデカイ!フルサイズカー。ダッジ。プリマス。そしてジープ。最近ではアメリカ映画でFBIやCIAのエージェントが銃持って降りてくるミニバンボイジャー。時代に合わないのか?個人的には3位から4位に落ちたフォード。マスタングに憧れました。ロングノーズ。ショートデッキ。とても買えるようなしろものでは無い。それでもたまに海外旅行した時にはせめてもとレンタカー借りてさも自分の車のように乗り回しはしゃいだことを思い出します。昨年ヒットした映画「最高の人生の生き方」で余命を宣告された2人がマスタングとカマロに乗ってサーキットを突っ走るシーンに感動。共感してしまい思わず「行け!ゴー!」口走ってしまいました。(笑)クルマって単なる移動ツールじゃなくある人にとってはステータス。そしてある人にとっては高価なオモチャ。そんな時代だった。「や」のつく自由業の人達がみんなベンツに乗るのも形は違うけどその延長。日産のカルロス・ゴーン社長の話では09年の世界新車販売台数は08年比14%減の5500万台の見通しとか。ピークだった07年実績の6900万台からの減少幅は1400万台に達し、日本と中国の市場を合わせた規模が消えてしまう計算になります。ホンダのF1に続き三菱もパリダカから撤退するのも分かる。資源を減らし公害を撒き散らして走るクルマは一部のマニアだけのものになり今からはそれに変わる低資源低公害の移動ツールに変わっていくのでしょう。その間の摩擦。スムーズに移行出来たところが生き残り、そうでないところは淘汰される。寂しいけどそんな気がします。