仕事の合間に入った利用者さん。自分の体調を地震のときにいう震度になぞらえて言う癖があります。「○○さん。今日は震度どれぐらい?」「「ウーン今日は震度1.5」「調子いいみたいですねぇ」最近は落ち着いておられるのか1~1.5辺りが多いのですが少し前まで4~4.5という日が続いてました。それでも5を越えることは先ずありません。そこは大正生まれの気概なのか弱音をはかない。それがよく作用する場合ばかりではないと思うのですが総じてこの年代の人は我慢強い。「いよいよという時はボルタレン(鎮痛剤)があるからそれで騙す」この方医者からもらった薬を「その時」の為に自宅にたくさんキープしてます。奥さんに聞くと「持ってるだけで安心するみたい」そういえば私も以前胆石を持っていた頃はいつもブスコパンやロキソニンは持ち歩いてました。「オジン君。いっぺん一緒にカラオケ行かへん?」「へっ。私歌あきませんねんわ」「そういわんと行こうなぁ。ええ店知ってるんや。ママさん美人やでぇ」「どうやって行きはるんですか?奥さんに車椅子押してもらって行くの?」「ウン!僕の一番の楽しみ。楽しいでぇ歌、下手でもええやん。あれは他人の為に歌うのやのうて自分のため。究極の自己満足や。一緒に行こ!」「事業所にサービス以外で利用者さんと接触するのは禁止されてますから・・・」「黙ってたらわからへん。時間空いたら教えて。僕はいつでもオジン君に合わせるから。」「へぇ、まぁ時間が出来たら・・・」そんな軽口が出るということはとりもなおさず体調がいいということ。私のサービスも気に入ってくれていると勝手に解釈。ちょっと気分いい。それでも利用者さんと一緒にカラオケはない。さて、この次はどうやってかわすか?今から考えます。