後方からサイレンの音。とっさに減速。左によってハザードをつけます。右側を通り抜ける救急車の助手席の隊員がこちらをみて会釈。「ホッ!」なかなかいいもんだ。多分救急隊の搬送マニュアルにはそんな事載ってないと思います。当然の事をしたまでなのに何故か隊員の人柄が感じられて心地いい。今年起きた事件で印象に残っているのが「秋葉原」の無差別殺傷事件。「誰でもよかった」というコメントにゾッとさせられましたが後日、TV番組で救急車が被害者を病院に搬送するのに1時間以上もかかった事を検証していました。現場で本部からの指示を待っていたということだったそうです。東京の地理にそれほど詳しいわけではないのですが都心部の繁華街。救急車ならずとも5分も走ればどこかの病院にたどり着くはず。おまけに負傷者の症状判定にと「トリアージカード」(黒赤黄緑に色分けして重度か軽度かの判断材料にして優先順位をつけます)これが間違って付けられていたとか?脈もはっきりしていて会話も出来る人に黒いタグがつけられていたそうです。この黒タグはロンドンのテロ爆破事件で数百人の死傷者がでたときでさえ、2枚しか使用されなかったといいます。秋葉原では17名の死傷者にたいし6枚も使用されていた。考案されて間がなく充分な認識が出来てなかったのかもしれませんがことは人命にかかわる。みすみす救える命を救えなかったとしたら家族ならずとも悔いが残る。先の本部からの指示待ちといいトリアージカードといいこれもやっぱり「人」。誰もがリスクを回避したい。だから指示がなければ動かない。言われたことしかしない。出来ない。「本当はいけないんだけどなぁマァ~いいっか!」語弊はあるかもしれませんがそういう人もいて欲しい。もちろん十分な知識と技術を持った上でのことですが・・・「あの人は命の恩人」なんていわれる人って大体枠からはみ出たような人が多いのも事実。