歴史的な経済危機と閉塞感の中で行われた米大統領選挙は即日開票され、第44代米大統領に1961年生まれ47歳のバラク・フセイン・オバマ氏が就任することになりました。「リベラルなアメリカも保守的なアメリカもない。黒人のアメリカも白人のアメリカもない。あるのはアメリカ合衆国だ。」 オバマ氏はイリノイ州議会議員を約7年間努めた後、2004年に合衆国上院議員に当選、その年の民主党大会において融和と団結を訴えた上記演説で高い評価を受けました。
今回の米大統領選挙は、共和党のマケイン候補が当選すれば過去最高齢の米大統領と米国史上初の女性副大統領が誕生、民主党のオバマ候補が制すれば米国建国来以来初めての黒人大統領が誕生するという点でも注目されましたがブッシュ率いる共和党政治に嫌気が差した国民はオバマ氏を選びました。ある意味マケイン氏には最悪のタイミングだったとも思います。有権者登録は過去最多の1億8500万人に達し、期日前投票数は全米で2000万人超、投票率も過去最高水準に。全米各地の投票所に長蛇の列ができ、投票するまで3時間待ちの投票所もあったそうです。このあたり比較するのもどうかと思いますが「今やると負ける。年内は無理。だったらいつ頃?事態はどんどん悪くなる。当面は経済対策優先とかいって目いっぱいばら撒いて人気取り。昔、地域振興券なるものを配布して散々な目に会ったのももう忘れたようです。けどそれも元をただせば溜め込んだ血税。(埋蔵金というらしい)そして3年後には消費税アップ。いいのか悪いのか分かりませんが日本で投票に長蛇の列が出来ることは先ずないと思います。国民の意識が成熟している?そうじゃなく期待していない。哀しいかなとっくに「しらけ鳥」が飛んで南の空へ行ってます。惨め、惨め、惨めぇ