探し物をしていて滅多に開けない古い書類を調べていたらその間にノートが1冊。父親がメモ代わりに使っていたようです。新しいもの好きな人でしたから今ならさしずめPC使いこなしていただろうと思いますが当時はなんでも紙に書いて残していました。他界したときにほとんど整理して今は残ってませんが銀行預金の残高?銀行名をイニシアルで表示してますが誰が見てもすぐ分かる。(笑)。株の配当。○○社。何月何日何千円。細かく書かれてます。今はカタカナに社名が変わっている会社の多さに驚きます。倒産してなくなった会社もあります。TOB防止のために持株会社に変わっているところも・・・時代の流れを感じます。パラパラとめくっていて目に止まったページ。白紙のなかに「落ちぶれて袖に涙の掛かるとき人の心の奥ぞ知らるる」とだけ記されてます。平安六歌仙。小野小町の歌だったと思います。小町というぐらいだから絶世の美人。それが晩年は惨めで哀れな姿になったといいます。この歌と父とが繋がりません。おそらく詠まれた歌の背景よりも歌そのものに共感したのじゃないでしょうか。そういう心境を文字に。孤独な晩年をおくらせたこと。今更に悔やまれます。