あるお年寄りが介護職の人から「可愛いお婆さんになりなさい」と言われたそうです。親しさのあまりからよかれと思って言ったのでしょうがずいぶん失礼な話だと思います。見当識もはっきりせず、朝夕の区別も出来ない人にならともかく（そういう人なら言っても多分意味が分からない）慎ましやかですが１人で一生懸命生きている高齢者（年長者）に言う言葉ではない。何様のつもり？思い上がりもはなはだしい。体力が落ちてＡＤＬがままならなくなったとき「かわいいおばあさん」ぶるのはある種「生活の知恵」かもしれません。周囲の人に優越感を与え、その代わりに庇護を受ける。（それで得した気分になるかなぁ？）それは若い娘が男にモテようと「かわいこぶる」のと似ています。しかしもしそういわれてにわかにあちらもこちらも「可愛いおばあさん」ばかりになったら・・・と思うとゾッとする。本当に可愛い。愛しい、あるいは尊敬出来る人って私の知る限り多分ご本人はそれに気付いておられない。意図してできるものではない。その人の生き方考え方が自然に言動。所作や立ち居振る舞いに出る。私達はそこに魅かれるのではないでしょうか？。それはなにも高齢者に限ったことではなく若い娘でも同じ事。いわゆる「ぶりっ子」って同性からは嫌われている子が多いと聞きます。
で、本日の名言。「 入居者のトイレ介助で運がつく 」byかいごのみかた投稿分より
(もうちょっとひねりが欲しいなぁ・・・そのまんまやん）