ガレージの売却依頼をしている不動産屋さんから電話。「さしつかえなかったら契約の更新にお伺いしたいのですが・・・」明日は多分出っぱなしになるから時間合わせるの難しいと思う。今日だったらどう?」「分かりました。30分後でどうでしょう?」商品整理をしていたら20分ほどで来訪。「更新、何回目かなぁ」不動産の売却依頼は普通一般契約と専任契約があり一般の場合はどこが交渉してもいい。ま、ノミネートって感じ。専任の場合は文字通り専属契約でその代理店を通さないと売買できないようになってます。面倒なので専任で契約をしました。毎週報告書が送られてきて販売活動の経過。何軒引き合いや問い合わせがあったか記載してあります。その契約が3ヶ月毎。大抵期日前に更新します。今回の物件。もう半年以上になりますがまだ売れません。「景気はどう?」「最悪です。不動産業界は大手中堅零細、どこがつぶれてもおかしくない状況。事実今年に入ってデベロッパー。販売、仲介。それから工務店。百億千億単位の負債抱えて倒産してます。」「どういうことなのかなぁ」「景気の低迷。先行きの不透明感。建築資材の高騰。地価の下落。一般の顧客が見合わせます。体感的にはそれどころじゃない。というのが大きな要因だと思います。」「この近くでも毎週末には40階、50階というタワーマンションの折込がたくさん入ってるけど・・・」「ほとんど売れてません。2年ぐらい前までは建つと同時に完売というケースがほとんどでしたが今は千万単位で値引きしてます。それでも億単位の物件。なかなか売れないようです。」「で、今後の見通しは?」「来年後半、あと1年は駄目だと思います。御社の物件も価格の見直しが必要になるかもしれません」「値下げ?」「はい、動きが悪いと相場が下がって来てます」ご承知のように今年の始めに家売却しましたがその話が成立したのが去年の秋。今も時々その前通るのですがフェンスの中は手つかずで草ぼうぼう。その事を言うと「最高にいいタイミングだったと思います。今ならとてもあの金額出す人いません。匿名でひやかしてみはったら分かります。多分オジンさんが売った価格より1千万近く下がってます。」「その時は売り急いだか?と思ったけど・・・跡地、今は静観状態?」「はい。そう思います。ただ他人の懐は分かりません。例えは悪いですがババをつかんで倒産。そんな話はいくらでもあります。」この世界読めません。ただ市況の牽引役であることには違いない。当分景気浮上は見込めない。