原因不明の病気で前後の足4本を失った犬が、福岡県の動物病院で飼われている。名前は「タロー」。 11年前、病院の近くに捨てられていたのを近くの男性が飼い始めました。最初に両耳、それから脚と尻尾が壊死。その異常に気づいた男性が門を叩いたのが小森動物病院。放置すれば死ぬのは明らか。小森泰治院長「延命措置か安楽死か」。飼い主も延命を希望、二回にわたる手術で4本の脚と尻尾4分の3を切断。その後、飼い主が年老いて世話が難しくなったため、小森院長が引き取りました。現在、タローは体長約60センチ、体重約10キロ。人間でいうと60歳くらい。手術から10年。出血と回復を繰り返すうちに前脚の切断面の肉が盛り上がり、直径5センチほどの球状になっているとか?根元だけ残った後ろ脚で首をかこうとして、空振りを繰り返す姿が痛々しい。自分から擦り寄ることができないため、黒い大きな瞳でじっと見詰めます。そんなタローを見て「かわいそうに」と涙ぐむ人もいます。小森院長「脚が短いからちょっと不便なだけですよ」と応じる。時としてタローは小森院長と小学校へ命の講演に。教室にタローが入った瞬間、児童の目が輝くのが印象的という。「子どもたちがタローの姿を見て、生きることの意味を考えてくれれば」・・・タローはいい人に出会った
「障害犬タローの毎日」(アスペクト、1500円)佐々木ゆり著