末期癌の治療方針を決定するにあたり患者本人より家族の意向を優先している病院が約47%。厚生労働省研究班の調査でわかったそうです。その理由。「家族とのトラブルを避けるため」。本人に告知していても尚家族を重視する。極端な言い方をすると死に行く者より後に残る者に対する対応を重視する。やっぱりそうか?。もう3年以上前になりますが従妹が肺癌で亡くなりました。発見された時すでにステージ4。素人考えでも治癒率はかなり低い。遠くから見守っていたのですが1回目の手術前、見舞いに行ってからどういう訳か病室から携帯メールが私に届くようになりそれにレスをする。また翌日も。そんな日が殆ど毎日続きました。内容は術前の不安から術後のリハビリ。退院後に向けての希望。転移。2度目の手術。苦痛。再転移の不安。このあたりから余命を悟ったような気配が感じられました。当然医者も家族には彼女の置かれている状況を話している。それでも家族としては「例え僅かでも可能性があるのなら・・・」という方針。軽率だったと思いますが家族に「ターミナルケア。ホスピスも視野にいれてあげたら・・・」と言いました。途端に「医者でもない者が!オマエに何が分かる!」と激高されたのを覚えてます。それほどにこの問題は難しい。避けて通れない医者なら「家族の意向が第一」というのも分かる。彼女とはそれからもメールのやりとりが続いて4ヶ月。脳転移。苦しみながら死んで行きました。享年49歳。その家族とはお葬式以後親戚づきあいも絶えてます。 毎日新聞