いわゆる筆力とは文才の事を言うのでしょうが、自身の手で書いて相手に意志を伝える。先日お届けしたマグカップ(植木鉢風)の礼状が届きました。便箋3枚にわたって・・・失礼ながらこの年代(70代半ば)のお方にしてはそれほど達筆とは思えません。しかし一字一字丁寧に書かれたのが読み取れます。時候の挨拶に始まり。闘病暮らしの近況。お礼の言葉。終わりにご自身作の詩が2首。多分時間をかけて書いていただいたのだろうと思います。思わず込みあげてくるのが押さえられませんでした。恥ずかしながら業務連絡か覚書のメモ以外もう長い間文章らしきものを書いてません。仕事での納品書や伝票。案内。全てパソコン。頭の中で考えたことをキーボードでモニターに写しだす。便利です。特に私のような悪筆にはこの上なく重宝します。しかしその反面読める文字はそれほど変わってないのに書けなくなりました。確実に退化してます。簡単な文字が書けず「当て字」や「かな」でごまかします。なによりどんなに美辞麗句を書いても無味乾燥なワープロ文字では相手には想いは伝わりません。ためらい。逡巡。行間にのぞく思い。癖文字。涙で滲んだ文字。若い人に多い丸文字すらも微笑ましい。やっぱり「心」は「機械」では届かない。昔。出す気も無いのにある人にあてた手紙を書いては消し、書いては消した覚えがあります。ひょっとしてアレ出してたら人生変わってたかも?(笑)そんな気がする今日この頃