富山市の病院で7人の患者が「安楽死」。医師は「尊厳死」と言う。殺人容疑で警察が捜査。そんなニュースが紙面を賑わしてます。混同しやすいのですが薬品投与や血管に空気注入等の積極的な安楽死を安楽死。死期を早めるのを解っていながら苦痛回避の為にモルヒネのような薬品投与等の消極的な安楽死を尊厳死と区別しているようです。正直その区別は現場に立ち会った者にしか解らないのではないか?と思います。数年前、従妹を肺癌で亡くしました。癌が発見された時ステージ3~4。先ず完治は無理な段階だったと思います。家族は万に一つの望みを託しOPを選び本人は半年の間に2度のOP。苦痛だけの闘病生活の後、壮絶な最期を遂げました。私とは少し距離感があったのでためらったのですが年齢も近く若い頃から親しくしていてその性格も解るような気がしたので早い時点で「ターミナルケア」を薦めましたが家族の人達には冷酷な人間のように思われたのか?ある時期から接触し辛い状態になり結局、見舞いも一度きり。気まずい状態のままお通夜とお葬式だけの参列になってしまいました。どちらがいいとか悪いとか言うのではなく私には終末医療の難しさを痛感させられた事件だったと思います。気休め半分でネットで探して尊厳死協会に入ったのもその頃だったと思います。人は生まれる時を選べません。死ぬ時も選べません。家族の「生きていてくれるだけでもいい」という考えも解ります。が、何十年も生きてきてせめて死ぬ時ぐらい少しは自分の意思を反映したい。少なくとも希望のない激痛に耐えさせられたりパイプやチューブだらけで意識も無いままで生かされていたいとは思いません。日本人は死について語る事を避けて通りたがるそうです。もっと議論を重ねて線引きをはっきりさせないととこの手の事件はまだまだ増え続けると思います。