以前にも書いたと思うんですが「職人」がいなくなりました。移動中、国会での耐震強度偽装の参考人質疑を聞いていてそのお粗末さにあきれました。口数ばかり多いデベロッパー社長。うさんくさい裏の顔が見え隠れします。20年ほど前、東京でのホテルニュージャパン火災事故。ホテル社長の横井○樹を小型化したような印象を受けました。早々と自己破産した建設会社の社長の『他人事』みたいな言い分。民間検査機関の社長の、今になって「ずっと前から気付いていた」ようなそぶり。全て自己保身。責任のなすりあい。昔この国には職人がいました。今のように電気も車も重機も工具さえない時代に簡単な道具だけで緻密な計算のもと作られた寺社建築。過酷な環境に耐えて築後数百年を経た今、その姿には時に感動さえ覚えます。妥協せず納得がいくまで追求してそれをまた次の世代に継承する。職人(プロ)という誇り。そういう人がいなくなった。発端の設計事務所の「ズラ社長?」は『外に出るのが怖い』とか?自分の家は「安全設計」なんやろなあ・・・