「クリニクラウン」クリニックとクラウンを掛け合わせた造語です。先日TVで放映され今日また新聞にも記事が(朝日)ありました。重病やけがで長期入院している患者を遊びやおしゃべりで楽しませる。「臨床道化師」の養成が始まっているそうです。デリケートな患者もおられるわけでそれなりの研修も当然必要。欧米では80年代から。日本でも最近NPOで法人が設立されたそうです。「病気」治療に「笑い」を取り入れようという試みはこれまでもよく目にしました。現在は移動されましたが大阪森之宮の成人病センターに以前在籍されていたO医師もその一人だったと思います。病院で阪神ファンと中日ファンを集めナイターをTV観戦してそれぞれの血圧を計測し、その変化を見てみたり・・・同じく院内に若手芸人を呼び「にわか寄席」を作り笑いの持つ治療効果を実証されました。これは立派な医療だと思います。身近なところから病気治療のヒントを探りその効果を確かめる。医療も技術と設備だけでなく患者の本来持っている自己治癒力を高める。昔、子供の頃、痛い所にかざされた母親の手のぬくもり。不思議な効果があったと覚えてます。