TVネタが続きますが昨日NHKで「どんな介護が今必要ですか」という3時間に及ぶ特番が放送されました。障害を持った方々と介護職の卵の方々の意見交換。ゲストに江川紹子さんが加わり自立支援法成立確実な今、なかなか興味深い内容だったと思います。支援費制度になって(これは介護保険も同じですが)利用者が予想を大幅に上回り予算で賄いきれなくなった。(潜在需要を読めなかった認識不足)制度上の不備。(地域間格差。国が基準を決めずその分市町村の窓口の裁量に任せた。丸投げのツケ)等いろいろな問題が一挙に出て来ました。それなら不備を修正すればいい。その全てを応能負担から応益負担への切り替えは論理が強引過ぎると思います。意外な事に障害を持った方からも自立支援法を肯定する意見が出ていました。「権利を主張するなら義務を果たさなければいけない」立派な意見だと思いますが健康で文化的な最低限の生活をする権利は憲法で定められてます。私は「先ず権利」だと思います。権利を保障しなければ義務は果たせません。もうひとつ思ったこと。介護職の卵と言われてる方々。「障害を持った方々の手足になりきれるか?」この部分で「対等の関係でありたい」と言う意見が多かったようでした。私もそう思いますが私の考える「対等」と彼、彼女達の考える「対等」にちょっとズレを感じました。短い実習経験しかない人達のそれが「奇麗事」とはいいません。できればずっとその想いを持っていて欲しいと思いますが私の「対等」はどちらかと言うと、より「サービス業」に近いかもしれません。それだけ図太くなったのかなぁ(笑)