中学校教師時代、教え子の中でリンゴダイエットたるものが流行。
たいていは空腹に耐えかねてすぐにやめてしまうようだが、ある生徒は違った。
仲良しの子と一緒に始めたが、その仲良しの子はすぐにやめてしまった。
しかし、毎日続けていると本人には話していたようだ。(後日談)
本人は仲良しの子が続けているのを励みにリンゴダイエットを続けていた。
ある日、下校のときにその生徒を見かけたが、歩くのがやっと、ジャージはブカブカであれっ?と思ってはいたが、まさか体重が25キロになっていたとは思わなかった。
間もなくその生徒は入院。
彼女が学校に復帰したのは入院から半年あまりたった2学期半ば。
体重が33キロに戻り、退院になったと聞いた。
彼女が1年の時にも教えていたが、真面目な子である。
太るからと牛乳を飲みたがらない女子生徒が多いのだが、成長期にきちんと栄養を摂らないと将来骨阻喪症の原因となったりするらしい。
思春期の過度なダイエットは本当に恐ろしいのです。