【十両】

●栃大海(寄り切り)欧勝海◯、◯嘉陽(はたき込み)千代栄●、◯碧山(はたき込み)木竜皇●、●大青山(寄り切り)尊富士◯、◯友風(はたき込み)藤青雲●、◯大翔鵬(押し出し)東白龍●、◯朝紅龍(押し出し)白鷹山●、●水戸龍(寄り切り)紫雷◯、●英乃海(押し出し)剣翔◯、●大奄美(寄り切り)伯桜鵬◯、●志摩ノ海(押し出し)島津海◯、●玉正鳳(寄り切り)獅司◯、●時疾風(寄り倒し)阿武咲◯


大相撲秋場所が東京・両国国技館で8日、初日を迎え、大関復帰を目指す関脇・貴景勝は大関経験者の御嶽海に敗れました。貴景勝は角番で迎えた先場所、5勝10敗で負け越し、令和元年の九州場所から守ってきた大関の地位から陥落し、関脇で臨む今場所は10勝以上を挙げれば大関に復帰できます。初日は大関経験者で東前頭3枚目の御嶽海と対戦し、立ち合いは鋭く頭で当たりました。しかし、押し込むことができず、御嶽海に右を差されてそのまま攻め込まれ、寄り切りで敗れました。今場所の成績しだいでは大関昇進の可能性がある関脇・大の里は、過去2戦2勝としている東前頭2枚目の熱海富士と対戦しました。大の里は土俵際ではたき込み、物言いがついたものの、協議の結果、軍配どおり大の里が勝ちました。また、横綱の休場で、今場所最高位の大関陣は、琴櫻が小結・平戸海に勝った一方、豊昇龍は平幕の隆の勝に押し出しで敗れました。


【幕内】

●錦富士(肩透かし)千代翔馬◯、◯白熊(寄り切り)北の若●、◯高安(はたき込み)宝富士●、◯竜電(寄り切り)阿武剋●、◯北勝富士(寄り切り)錦木●、◯武将山(押し出し)金峰山●、◯佐田の海(寄り切り)輝●、●玉鷲(下手出し投げ)狼雅◯、◯一山本(押し出し)欧勝馬●、◯遠藤(はたき込み)翠富士●、●若隆景(押し出し)美ノ海◯、◯明生(はたき込み)豪ノ山●、◯宇良(押し出し)湘南乃海●、◯正代(引き落とし)琴勝峰●、●大栄翔(押し出し)若元春◯、◯御嶽海(寄り切り)貴景勝●、◯霧島(押し出し)王鵬●、●熱海富士(はたき込み)大の里◯、●阿炎(上手投げ)翔猿◯、◯隆の勝(押し出し)豊昇龍●、◯琴櫻(突き落とし)平戸海●


十両の千代翔馬が勝ちました。


新入幕の白熊が幕内での初白星を初日に挙げました。


御嶽海と関脇に番付を下げた貴景勝の一番は、御嶽海が寄り切りで勝ちました。10勝以上を挙げれば大関に復帰できる貴景勝ですが、初日は黒星でした。


日本相撲協会は8日、秋場所を初日から休場した横綱・照ノ富士の診断書を公表し、5日付で「糖尿病、両変形性膝関節症で3週間の休業加療を要す」との内容でした。十両の朝乃山が「左ひざ前十字靭帯損傷」で9月中安静、十両の妙義龍は「左変形性膝関節症」のため休場、9月22日までの安静加療を要する見込みの診断書でした。


プロ野球は6試合が行われ、パ・リーグ首位のソフトバンクが西武に勝って連敗を4で止め、2位・日本ハムが延長の末敗れたため、優勝へのマジックナンバーは2つ減って13となりました。セ・リーグはゲーム差2.5で競り合う上位3チームがそろって敗れました。


巨人vsDeNAは、DeNAが8対0で勝ちました。◯勝ち:吉野投手2勝1敗●負け:メンデス投手2敗。DeNAは1回、オースティン選手と牧選手の連続タイムリーツーベースと京田選手の犠牲フライで4点を先制し、2回は牧選手の2打席連続のタイムリーツーベースで1点を加えました。先発の吉野投手は要所を締め、6回を6安打無失点で2勝目をあげました。巨人は先発のメンデス投手が乱調でアウト1つしかとれずにマウンドを降り、守備もエラーが3つと乱れました。


広島vs中日は、中日が4対3で勝ちました。◯齋藤投手4勝3敗▽セーブ:マルティネス投手1勝3敗37セーブ●負け:玉村投手4勝5敗◎ホームラン:中日・細川選手20号、木下選手3号。中日は1回に福永選手のタイムリーツーベースと細川選手のツーランホームランで3点を先制し、4回は木下選手のソロホームランで追加点をあげました。中日は5回に1点差に迫られ、なおノーアウト一塁三塁のピンチで登坂した2人目の齋藤投手が無失点で切り抜ける好リリーフを見せ4勝目をあげました。広島は今シーズンの中日戦の負け越しが決まりました。


ヤクルトvs阪神は、ヤクルトが5対3で勝ちました。◯勝ち:高梨投手1勝2敗▽セーブ:小澤投手5勝6敗5セーブ●負け:西勇輝投手6勝6敗◎ホームラン:ヤクルト・山田選手11号、澤井選手1号、阪神・森下選手13号。ヤクルトは2回、山田選手のツーランホームランで先制し、3回に2年目の澤井選手がプロ初ホームランとなるスリーランを打ってリードを広げました。先発の高梨投手が6回途中2失点で2シーズンぶりの勝ち星をあげ、ヤクルトは連敗を3で止めました。阪神は追い上げが及ばず連勝が5で止まりました。


ソフトバンクvs西武は、ソフトバンクが3対1で勝ちました。◯勝ち:松本晴投手2勝1敗▽セーブ:ヘルナンデス投手3勝3敗1セーブ●負け:武内投手7勝6敗。ソフトバンクは2回に甲斐選手の2点タイムリーツーベースで先制し、2対1の8回は近藤選手の犠牲フライで追加点をあげました。先発の松本晴投手は6回途中を1失点で2勝目。ヘルナンデス投手が来日初セーブをマークし、ソフトバンクは連敗を4で止めました。西武はルーキーの武内投手が7回2失点に抑えましたが、打線の援護がなく、自身4連敗で6敗目を喫しました。


日本ハムvsオリックスは、延長10回、オリックスが5対4で勝ちました。◯勝ち:マチャド投手5勝3敗23セーブ▽セーブ:ペルドモ投手1勝2セーブ●負け:柳川投手1勝3敗8セーブ◎ホームラン:オリックス・西野選手1号、セデーニョ選手10号。オリックスは4対4の延長10回、内野安打と2つのフォアボールでノーアウト満塁とし、ツーアウトになったあと西野選手のタイムリーヒットで勝ち越しました。日本ハムは3点を追う9回にオリックスの抑え・マチャド投手から3点を奪って同点に追いつく粘りを見せましたが及ばず、連勝が4で止まりました。この結果、ソフトバンクの優勝へのマジックナンバーは2つ減って13となりました。


ロッテvs楽天は、ロッテが9対5で勝ちました。◯勝ち:佐々木投手8勝4敗●負け:内投手6勝8敗◎ホームラン:ロッテ・ソト選手16号。ロッテは1点を追う5回に藤原選手のタイムリーヒットなど打者一巡の攻撃で4点を奪って逆転し、7対5の8回はソト選手のツーランホームランで突き放しました。先発の佐々木投手はフォアボール4つとコントロールに苦しみです5回98球を投げ7安打3失点の内容でしたが、打線の援護に恵まれ8勝目をあげました。楽天は先発の内投手が5回途中6失点と役割を果たせず、8敗目を喫しました。