プロ野球は天候不良で1試合が中止となって5試合が行われ、パ・リーグ首位のソフトバンクは1点を追う9回に同時に追いついて延長の末引き分け、2位・日本ハムが敗れたためゲーム差が10に開きました。また、オリックスのルーキー・古田島成龍投手がデビューから22試合連続無失点としてプロ野球記録に並びました。


ソフトバンクvsロッテは、延長12回、6対6で規定により引き分けました。◎ホームラン:ソフトバンク・近藤選手11号、ロッテ・ソト選手7号。ロッテは3対5と2点を追う9回、ツーアウト一塁二塁からソト選手のスリーランで逆転しました。これに対し、ソフトバンクはその裏、近藤選手のツーベースでチャンスをつくり、相手のエラーで同点に追いつきました。ソフトバンクはオスナ投手、ロッテは益田投手、両チームの抑えが打たれてセーブに失敗し、ともに延長でも得点できずに引き分けました。


日本ハムvs楽天は、楽天が6対2で勝ちました。◯勝ち:藤井投手6勝1敗▽セーブ:則本投手1勝17セーブ●負け:加藤貴之投手3勝5敗◎ホームラン:楽天・辰己涼介選手2号。楽天は1対1と追いつかれた直後の5回、小郷選手とタイムリースリーベースと村林選手のタイムリーツーベースなどで3点を勝ち越しました。先発の藤井投手は3つのダブルプレーを奪うなど丁寧なピッチングで6回をエラーがらみの1失点に抑えパ・リーグトップに並ぶ6勝目を挙げました。日本ハムは先発の加藤貴之投手が5回4失点と崩れました。


オリックスvs西武は、オリックスが4対1で勝ちました。◯勝ち:カスティーヨ投手2勝3敗▽セーブ:マチャド投手2勝2敗9セーブ●負け:高橋投手8敗◎ホームラン:オリックス・セデーニョ選手8号。オリックスは2回に杉本選手の犠牲フライで先制し、その後も犠牲フライとセデーニョ選手のソロホームランで小刻みに得点し、5回までに4点を奪いました。先発のカスティーヨ投手は7回1失点で2勝目です。8回ツーアウトランナーなしから3人目で登坂したルーキーの古田島投手はバッター1人を打ち取り、デビューから22試合連続無失点としてプロ野球記録に並びました。西武は先発の高橋投手がコントロールを乱し、3回を投げてヒット1本、フォアボールとデッドボール合わせて5つ、2失点で開幕から8連敗です。


セ・リーグの阪神vsDeNAは、天候不良のため中止となりました。


巨人vsヤクルトは、巨人が4対3で勝ちました。◯勝ち:船迫投手1勝▽セーブ:バルドナード投手1勝2敗8セーブ●負け:ヤフーレ投手4勝6敗◎ホームラン:巨人・ヘルナンデス選手4号、ヤクルト・西川選手1号。巨人は1回、岡本和真選手のタイムリーツーベースで先制し、3回にはヘルナンデス選手のツーランなどで3点を加えました。菅野投手が腰痛で先発を取りやめたため緊急登坂したルーキーの又木投手が4回途中を2失点と粘り、3人目の船迫投手が今シーズン初勝利を挙げました。ヤクルト先発のヤフーレ投手は3回4失点と役割を果たせませんでした。ヤクルトの連勝は3で止まりました。


中日vs広島は、中日が2対1で勝ちました。◯勝ち:松山投手2勝2敗▽セーブ:マルティネス投手2敗22セーブ●負け:島内投手4勝4敗。中日は1対1の8回にカリステ選手のタイムリーヒットで勝ち越し、9回は抑えのマルティネス投手が3人で抑えて締めました。3人目の松山投手が2勝目をあげ、中日は5カードぶりの勝ち越しです。広島は8回に3人目で登坂した島内投手が打たれ、打線は7回と8回のチャンスであと1本が出ませんでした。


プロ野球、オリックスのルーキー・古田島成龍投手がプロ初登坂から22試合連続無失点でプロ野球記録に並びました。プロ初登坂から22試合連続無失点は3年前の広島・栗林良吏投手とおととしの楽天・宮森智志投手についでプロ野球史上3人目です。