プロ野球は14日、交流戦6試合が行われ、交流戦首位の楽天は延長の末、広島に競り負け、交流戦初優勝は15日以降に持ち越しとなりました。


楽天vs広島は、延長11回、広島が1対0で勝ちました。◯勝ち:森浦投手1勝▽セーブ:ハーン投手1セーブ●負け:宋投手1勝2敗。広島は0対0の延長11回、ワンアウト三塁から矢野選手の犠牲フライで均衡を破りました。10回のピンチを抑えた5人目の森浦投手に2年ぶりの勝ち星がつき、広島は6人の投手リレーで接戦を制しました。楽天は、先発の早川投手が10回を無失点、三振11個を奪う力投を見せましたが、8回と10回の満塁のチャンスを生かせませんでした。


ソフトバンクvs阪神は、ソフトバンクが2対0で勝ちました。◯勝ち:モイネロ投手4勝2敗▽セーブ:オスナ投手2敗18セーブ●負け:伊藤将司投手3勝2敗◎ホームラン:ソフトバンク・廣瀬選手1号。ソフトバンクは5回、ルーキー廣瀬選手のプロ入り初ホームランになるツーランで先制し、これが決勝点となりました。先発したモイネロ投手は、7回で三振12個を奪い無失点の力投で4勝目を挙げました。ソフトバンクは、両リーグを通じて一番乗りで40勝に到達しました。阪神は先発の伊藤将司投手が2失点で8回を投げきりましたが、打線が無得点に抑えられました。


日本ハムvs巨人は、巨人が7対2で勝ちました。◯勝ち:戸郷投手6勝3敗●負け:山崎投手6勝2敗◎ホームラン:巨人・坂本選手4号、吉川選手2号/日本ハム・水谷選手3号、松本剛選手1号。巨人は2回、坂本選手のソロホームランで先制したあと、3回に萩尾選手のタイムリーなどで2点を加え、5回には吉川選手のスリーランでリードを広げました。先発の戸郷投手は、速球を軸にソロホームラン2本の2失点に抑え、今シーズン2回目の完投で6勝目を挙げました。巨人の連敗は6で止まりました。日本ハムは、先発の山崎投手が5回でヒット8本6失点と崩れました。


ロッテvs中日は、延長10回、中日が4対3で勝ちました。◯勝ち:松山投手1勝2敗▽セーブ:マルティネス投手2敗20セーブ●負け:坂本投手1敗。中日は3対3の延長10回、中田選手が4人目の坂本投手からタイムリーツーベースを打って勝ち越しました。先発した20年目のベテラン・涌井投手は通算500試合目の登坂で6回2失点と試合をつくり、9回の1イニングを無失点で抑えた4人目の松山投手が今シーズン初勝利を挙げました。ロッテは、7回に相手のミスで追いつきましたが、勝ち越すことができず5連敗となりました。


オリックスvsヤクルトは、ヤクルトが5対3で勝ちました。◯勝ち:奥川投手1勝▽セーブ:田口投手1勝4セーブ●負け:カスティーヨ投手1勝3敗◎ホームラン:ヤクルト・オスナ選手9号/オリックス・杉本選手1号。ヤクルトは1回、村上選手のタイムリーヒットで先制し、3回にサンタナ選手の2点タイムリーツーベースなどで3点を追加しました。その後、1点差に追い上げられましたが、9回にオスナ選手のソロホームランで突き放しました。右ひじのけがなどで長期離脱していた奥川投手が、およそ2年ぶりに一軍のマウンドに立ち、5回79球を投げて7安打1失点と粘り、2021年10月以来、3シーズンぶりの勝利を挙げました。オリックスはヒット13本を打ちましたが、残塁が10と攻めきれませんでした。


西武vsDeNAは、DeNAが5対1で勝ちました。◯勝ち:濵口投手1勝2敗●負け:青山投手2敗。DeNAは3回、ルーキー度会選手の4試合連続のタイムリーで先制し、1対1の6回は筒香選手のセカンドゴロなどで2点を勝ち越しました。さらに8回に筒香選手のタイムリースリーベースと佐野選手のタイムリーヒットでリードを広げました。先発の濵口投手は6回1失点で今シーズン初勝利を挙げ、DeNAは今シーズン最も長い連勝を5に伸ばしました。西武は守りのミスが響きました。


交流戦の優勝は、12勝4敗で首位に立つ楽天と、11勝5敗で追う2位のソフトバンクの、2チームに絞られました。15日に楽天が勝ち、ソフトバンクが負けか引き分けで、楽天が引き分けた場合も、ソフトバンクが負けると、楽天の交流戦初優勝が決まります。


明日の予告先発投手

日本ハム(金村)-巨人(グリフィン)

(エスコンフィールド北海道)

楽天(古謝)-広島(玉村)

(楽天モバイルパーク宮城)

西武(高橋光成)-DeNA(東克樹)

(ベルーナドーム)

ロッテ(横山)-中日(メヒア)

(ZOZOマリンスタジアム)

オリックス(東)-ヤクルト(サイスニード)

(京セラドーム大阪)

ソフトバンク(東浜)-阪神(ビーズリー)

(みずほPayPayドーム)


プロ野球の交流戦優勝争いも大詰めです⚾