プロ野球は交流戦6試合が行われ、ロッテが阪神に敗れ、4つの引き分けをはさんだ連勝が11で止まりました。阪神は才木浩人投手が今シーズン3回目の完封勝利でリーグトップに並ぶ6勝目を挙げ、チームは交流戦初勝利を挙げました。


ロッテvs阪神は、阪神が1対0で勝ちました。◯勝ち:才木投手6勝1敗●負け:メルセデス投手1勝2敗◎ホームラン:阪神・森下選手6号。阪神は1回、森下選手の先頭打者ホームランで挙げた1点を、先発の才木投手が最後まで投げて守り抜きました。力のある速球で押し、ヒット6本、フォアボールなしで完封し、リーグトップに並ぶ6勝目を挙げました。阪神は交流戦初勝利で、連敗を5で止めました。ロッテは9回、ノーアウト一塁二塁のチャンスを生かせず、5月12日以来の黒星で、引き分け4つをはさんだ連勝が11で止まりました。


ソフトバンクvs広島は、延長10回、ソフトバンクが5対3でサヨナラ勝ちしました。◯勝ち:長谷川投手4勝●負け:島内投手3勝3敗◎ホームラン:ソフトバンク・近藤選手7号、8号/広島・田中選手2号。ソフトバンクは、3対3で迎えた延長10回、ツーアウト一塁から、近藤選手がこの試合、2本目のホームランとなるツーランを打って試合を決めました。6人目で投げた長谷川投手が4勝目を挙げ、ソフトバンクは3連勝です。広島は3点を追う9回、ツーアウトから田中選手がスリーランホームランを打って、土壇場で同点に追いつきましたが、10回は、6人目の島内投手が打たれ、4連敗で2位に後退しました。


日本ハムvsDeNAは、日本ハムが9対2で勝ちました。◯勝ち:福島投手1勝●負け:大貫投手2勝7敗◎ホームラン:日本ハム・田宮選手2号、水谷選手1号。日本ハムは、2回に水野選手のタイムリースリーベースなどで2点を先制し、3回は田宮選手がスリーラン、続く4回には、6年目の水谷選手がプロ初ホームランとなるツーランを打つなど、得点を重ねました。先発した育成出身の福島投手が7回を2失点に抑え、3年目でプロ初勝利を挙げました。DeNAは、先発の大貫投手が4回8失点と崩れました。


楽天vsヤクルトは、5回終了、降雨コールドゲームでヤクルトが4対0で勝ちました。◯勝ち:石川投手1勝1敗●負け:岸投手2勝5敗◎ホームラン:ヤクルト・村上選手13号。ヤクルトは1回、長岡選手のタイムリーツーベースと、村上選手のツーランで3点を先制し、4回は中村選手のタイムリーヒットで1点を加えました。先発した球界最年長の44歳・石川投手は、5回を4安打無失点に抑え、今シーズン初勝利をマークして、史上初めて新人の年から23年連続での勝利を挙げました。ヤクルトは交流戦初勝利で、2つの引き分けをはさんだ連敗を5で止めました。楽天もベテランの39歳・岸投手が先発しましたが、立ち上がりにつかまり、チームの連勝は4で止まりました。


オリックスvs中日は、延長12回、中日が2対1で勝ちました。◯勝ち:梅野投手1勝▽セーブ:マルティネス投手1敗17セーブ●負け:阿部投手1敗◎ホームラン:中日・ディカーソン選手3号。中日は、1点を先制された直後の8回、ディカーソン選手のソロホームランで追いつき、延長12回です中田選手のタイムリーツーベースで勝ち越しました。7人目で11回の1イニングを3人で抑えた梅野投手が、移籍後、初勝利を挙げました。オリックスは、ヒット10本を打ちながら、まずい攻めが響き1点どまりでした。


西武vs巨人は、巨人が7対1で勝ちました。◯勝ち:菅野投手5勝●負け:ボー投手1勝4敗。巨人は5回、立岡選手と丸選手、それに吉川選手のタイムリーで3点を奪い、7回にはヘルナンデス選手のタイムリーや、吉川選手のタイムリーツーベースなど、4連打で3点を加えました。先発の菅野投手は緩急を巧みに投げ分け、7回を無失点に抑え今シーズン負けなしの5勝目を挙げました。巨人は、セ・リーグで唯一交流戦2カード連続で勝ち越し、広島に代わって首位に浮上しました。西武は、8回の1得点にとどまりました。


プロ野球、ヤクルトの石川雅規投手が新人の年から23年連続勝利で史上初でした⚾