大相撲の大関・霧島が首などの痛みの影響で夏場所7日目の18日から休場することになりました。負け越すと大関から陥落する角番でこの夏場所に臨んでいた霧島は再出場しない見通しで、次の名古屋場所では関脇に陥落することが確実になりました。霧島は先場所、5勝10敗と大きく負け越し、肩や首に痛みを抱えながら角番で臨んだ夏場所も精彩を欠いて6日目を終えて1勝5敗と黒星が先行していました。そして、18日、都内の病院で診察を受けた結果、「けい椎症性神経根症」でおよそ2週間の治療を要すると診断され、日本相撲協会に届け出て、7日目の18日から休場することになりました。霧島の休場は新大関として臨んだ去年の名古屋場所以来、5回目で、18日に対戦する予定だった翔猿は不戦勝となります。霧島は去年の夏場所のあと大関に昇進して、その後の九州場所では幕内優勝も果たしていましたが、師匠で元横綱・鶴竜の音羽山親方によると、再出場はしない見通しで、今年7月に行われる次の名古屋場所で関脇に陥落することが確実になりました。音羽山親方は「首のあたりが痛くて当たれず、自分の相撲が取れていない。大関復帰は簡単ではないが、今日から来場所に向けてまずは治療する」と話していました。


大相撲の関脇・若元春が右足の親指を痛めたため、夏場所7日目の今日から休場することになりました。若元春は6日目の17日、西前頭筆頭の大栄翔との取組で突き落としで敗れ、土俵際で倒れ込んでいました。師匠の荒汐親方によると、この取組で右足の親指を痛めたということで18日、都内の病院で診察を受けた結果、親指の「関節じん帯損傷」で全治1週間から2週間と診断され、日本相撲協会に届け出て、7日目の18日から休場することになりました。若元春が休場するのは3年前の初場所以来、4回目です。荒汐親方は「けさになってぱんぱんに腫れてしまった。本人は痛み止めを打って出場するつもりだったが、効かないということで休場することにした」と述べた上で、再出場については「今後の状態を見て、再出場するかどうか検討する」と話していました。


これで夏場所は三役以上の9人のうち、横綱・照ノ富士など5人が休場することになりました。


【十両】

◯欧勝海(寄り倒し)生田目●、◯阿武剋(押し出し)碧山●、◯志摩ノ海(押し出し)栃大海●、●千代丸(押し出し)白鷹山◯、●紫雷(寄り切り)對馬洋◯、◯千代栄(突き落とし)風賢央●、●英乃海(寄り切り)島津海◯、●獅司(寄り倒し)玉正鳳◯、●伯桜鵬(寄り切り)若隆景◯、●北の若(上手ひねり)千代翔馬◯、◯遠藤(引き落とし)白熊●、◯武将山(送り出し)朝紅龍●、◯東白龍(突き出し)妙義龍●、●大奄美(寄り切り)輝◯


十両は、遠藤が7連勝、千代翔馬、若隆景、志摩ノ海、阿武剋が1敗です。


大相撲夏場所7日目は、新小結の大の里は東前頭筆頭の熱海富士に勝って1敗を守りました。6日目に大関・琴櫻を破って三役以上ではただ1人、1敗を守る新小結の大の里は7日目の18日、東前頭筆頭熱海富士と初顔合わせの一番に臨みました。大の里は立ち合いから得意の右を差しましたが、熱海富士に左の上手を取られ、土俵際まで押し込まれました。それでもうまく体勢を入れ替えながら下手出し投げで勝って1敗を守りました。2敗の大関・琴櫻はここまで幕内でただ1人勝ちっぱなしとしている平幕の宇良と対戦しました。琴櫻は立ち合いから宇良に押されて土俵際に下がりましたが、相手が引いたところで一気に前に出て押し倒しで勝って2敗を守りました。これで、7日目にして幕内に勝ちっぱなしはいなくなりました。また、2敗の大関・豊昇龍は結びの一番で平幕の王鵬に敗れ、3敗に後退しました。7日目からは大関・霧島と関脇・若元春が休場となり、今場所は三役以上の9人のうち、横綱・照ノ富士など5人が休場となっています。


【幕内】

◯大翔鵬(寄り切り)狼雅●、●竜電(上手投げ)時疾風◯、●剣翔(寄り切り)美ノ海◯、●水戸龍(腰砕け)宝富士◯、●一山本(引き落とし)友風◯、●欧勝馬(押し出し)北勝富士◯、●佐田の海(はたき込み)錦富士◯、◯湘南乃海(上手投げ)金峰山●、◯正代(寄り切り)御嶽海●、◯錦木(寄り切り)玉鷲●、◯琴勝峰(寄り切り)翠富士●、●隆の勝(寄り切り)明生◯、◯阿武咲(押し出し)豪ノ山●、●平戸海(押し出し)大栄翔◯、●熱海富士(下手出し投げ)大の里◯、■若元春(不戦勝)阿炎□、■霧島(不戦勝)翔猿□、●宇良(押し倒し)琴櫻◯、●豊昇龍(引き落とし)王鵬◯


十両の大翔鵬が勝ちました。


水戸龍に腰砕けがあって宝富士が勝ちました。


友風が今場所の初白星を挙げました。


関脇の若元春は右足の親指を痛めたため、7日目から休場し、関脇・阿炎が不戦勝となりました。


大関・霧島も7日目から休場し、翔猿が不戦勝となりました。


宇良は初日からの連勝が6で止まりました。


プロ野球は6試合が行われ、セ・リーグ首位の阪神は4番の大山悠輔選手のタイムリーヒットであげた1点を守りきって競り勝ちました。パ・リーグは2位の日本ハムがロッテに逆転負けし、連勝が5で止まりました。


阪神vsヤクルトは、阪神が1対0で勝ちました。◯勝ち:ビーズリー投手1勝。▽セーブ:岩崎投手2勝1敗7セーブ。●負け:ヤフーレ投手4勝3敗。阪神は4回に大山選手のタイムリーヒットであげた1点を5人の投手リレーで守りました。初登坂のビーズリー投手がテンポのいいピッチングで5回無失点と好投し、今シーズン初勝利をあげました。ヤクルトは打線がヒット3本に抑えられ、7回途中まで1失点と力投した先発のヤフーレ投手を援護できませんでした。


広島vs巨人は、広島が4対3で勝ちました。◯勝ち:九里投手1勝4敗。▽セーブ:栗林投手1敗12セーブ。●負け:赤星投手4敗。◎ホームラン:広島・坂倉選手3号。広島は1対2の5回、得点圏で勝負強さを発揮している小園選手のタイムリーヒットで逆転し6回には坂倉選手のソロホームランで追加点をあげました。先発の九里投手は6回途中を2失点と粘り先発8試合目で今シーズン初勝利をあげました。巨人は9回に1点差に迫り、なおもノーアウト一塁二塁とチャンスが続きましたが追いつくことができず、相手を上回るヒット14本を打ちながら15残塁のまずい攻めが響いて競り負けました。


DeNAvs中日は、DeNAが3対2で勝ちました。◯勝ち:中川颯投手2勝。▽セーブ:森原投手1敗10セーブ。●負け:松葉投手2勝3敗。◎ホームラン:DeNA・中川颯投手1号。DeNAは2回、山本選手の犠牲フライと中川颯投手のプロ初ホームランとなるツーランで3点を奪いました。中川颯投手は丁寧に打たせて取るピッチングが光り、6回2失点の好投で投打で勝利に貢献しました。中日は5回に2点をあげて1点差に迫りましたが、その後はDeNAの継投に反撃をかわされ、4連敗です。


ソフトバンクvs西武は、ソフトバンクが3対2で勝ちました。◯勝ち:長谷川投手3勝。▽セーブ:オスナ投手1敗11セーブ。●負け:松本投手1勝2敗。◎ホームラン:ソフトバンク・近藤選手6号。西武・若林選手3号。ソフトバンクは1点を追う8回、近藤選手の2試合連続ホームランとなるツーランで逆転しました。8回の1イニングを無失点に抑えた3人目の長谷川投手が3勝目をあげ、ソフトバンクは3連勝です。西武は2回に若林選手のツーランで逆転しましたが、3人目の松本投手が打たれ4連敗です。


ロッテvs日本ハムは、ロッテが6対4で勝ちました。◯勝ち:国吉投手2勝1セーブ。▽セーブ:鈴木投手2セーブ。●負け:ロドリゲス投手1勝1敗。ロッテは2点を追う6回、石川慎吾選手のソロホームランと小川選手のタイムリーヒットで追いつき、さらに荻野選手のタイムリーで勝ち越しました。逆転勝ちのロッテは日本ハム戦の連敗を7で止め、勝率を5割に戻しました。日本ハムは序盤のリードを守りきれず、連勝が5で止まりました。


オリックスvs楽天は、オリックスが8対3で勝ちました。◯勝ち:曽谷投手3勝1敗。●負け:内投手1勝4敗。1回に3点を先制されたオリックスはその裏、紅林選手の2点タイムリーヒットと、太田選手の2点タイムリースリーベースで4点をあげて逆転し、3回には太田選手のタイムリーなどでリードを広げました。先発の曽谷投手は2回以降立ち直って5回3失点で3勝目をあげ、オリックスは引き分けをはさんだ連敗が4で止まりました。楽天は先発の内投手が3回6失点と崩れました。


明日の予告先発投手(セ・リーグ)

DeNA(大貫)-中日(柳)

(横浜スタジアム)

阪神(才木)-ヤクルト(石川)

(甲子園)

広島(アドゥワ)-巨人(高橋礼)

(マツダスタジアム)


明日の予告先発投手(パ・リーグ)

ロッテ(小島)-日本ハム(伊藤)

(ZOZOマリンスタジアム)

オリックス(齋藤)-楽天(岸)

(京セラドーム大阪)

ソフトバンク(大関)-西武(武内)

(みずほPayPayドーム)


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