大相撲の大関経験者・高安が14日朝の稽古で腰を痛めたため、夏場所3日目から休場することになりました。高安は東の前頭3枚目で臨んだこの夏場所、初日に関脇・若元春、2日目に新小結の大の里と、2日連続で三役力士を破り、好スタートを切っていました。しかし、師匠の田子ノ浦親方によると、14日朝の稽古で腰を痛めたということで、都内の病院で診察を受けた結果、「急性腰痛症」でおよそ2週間の安静加療が必要だと診断されました。このため、日本相撲協会に届け出て、高安は夏場所3日目から休場することになりました。高安が休場するのは、腰のけがとインフルエンザのため1場所で2回休場した今年の初場所以来、17回目となります。14日対戦する予定だった関脇・阿炎は不戦勝となります。田子ノ浦親方は、「腰に痛みがあって力が入らない」と状況を説明した上で、再出場については「本人は出る意思はあるので、状況をみて判断する」と話していました。


夏場所初日から休場していた十両の北の若と島津海が明日から出場することになりました。


【十両】

◯栃大海(寄り切り)千代丸●、◯風賢央(押し出し)對馬洋●、◯阿武剋(寄り切り)欧勝海●、◯志摩ノ海(はたき込み)白鷹山●、◯紫雷(寄り切り)碧山●、◯千代栄(突き落とし)伯桜鵬●、●英乃海(送り出し)玉正鳳◯、◯白熊(上手投げ)獅司●、◯輝(押し出し)若隆景●、◯遠藤(押し出し)朝紅龍●、●東白龍(送り出し)大翔鵬◯、◯武将山(押し出し)妙義龍●、●大奄美(寄り切り)千代翔馬◯


志摩ノ海に白鷹山は、物言いがつき、行司軍配通り志摩ノ海の勝ちでした。


遠藤に朝紅龍は、物言いがつき、行司軍配差し違えで遠藤の勝ちでした。


十両は、武将山、遠藤、輝、志摩ノ海、阿武剋、栃大海が3連勝です。


大相撲夏場所3日目は、大関・琴櫻は新三役を目指す24歳の平戸海に勝って2勝目を挙げました。夏場所から元横綱である祖父のしこ名を襲名した琴櫻は初日に黒星を喫したものの、2日目の13日は東前頭筆頭の21歳・熱海富士に勝って初白星を挙げました。14日は東前頭2枚目の平戸海と対戦し、相手の突き押しをさばいて左の上手を取り、うまく体を入れ替えて土俵際に追い込みました。そして、最後は押し出しで勝ち、新三役を目指す若手との取組を連日制して2勝目を挙げました。同じく、13日初白星を挙げた角番の大関・霧島は熱海富士と対戦し、立ち合いで当たったあと、左に動いたところで体勢を崩し、そのまま押し倒されて敗れ、2敗目を喫しました。勝った熱海富士は初日の豊昇龍に続いて今場所、2人の大関を破りました。初日から2連敗としていた大関の豊昇龍は、三役を目指す大栄翔の突き押しをこらえながら下から粘り強く攻め返し、寄り切りで勝って初白星を挙げました。このほか、新入幕の欧勝馬や再入幕を果たした37歳の宝富士など平幕の7人が初日から3連勝としました。


【幕内】

◯宝富士(寄り切り)狼雅●、●時疾風(すくい投げ)剣翔◯、●友風(送り出し)欧勝馬◯、●水戸龍(突き落とし)美ノ海◯、◯竜電(上手投げ)錦富士●、◯佐田の海(突き落とし)北勝富士●、●一山本(突き落とし)金峰山◯、◯玉鷲(押し出し)正代●、◯湘南乃海(寄り切り)琴勝峰●、●錦木(寄り切り)御嶽海◯、●隆の勝(押し出し)翠富士◯、●阿武咲(肩透かし)宇良◯、●王鵬(押し出し)明生◯、●翔猿(寄り切り)大の里◯、■高安(不戦勝)阿炎□、◯若元春(押し出し)豪ノ山●、●平戸海(押し出し)琴櫻◯、◯豊昇龍(寄り切り)大栄翔●、◯熱海富士(押し倒し)霧島●


高安が腰を痛めて14日から休場し、関脇の阿炎が不戦勝です。


大関・豊昇龍が今場所、初勝利です。


角番の大関・霧島は2敗目となりました。


プロ野球は6試合が行われ、セ・リーグは巨人がDeNAに競り勝ち、敗れた阪神に代わって再び首位に立ちました。パ・リーグ首位のソフトバンクは楽天に敗れ、連勝が5で止まりました。


巨人vsDeNAは、巨人が2対1で勝ちました。◯勝ち:山崎伊織投手4勝▽セーブ:バルドナード投手1勝3セーブ●負け:ケイ投手1勝4敗◎ホームラン:巨人・岸田選手1号。巨人は2回、キャッチャーの岸田選手の今シーズン初ホームランとなるツーランで先制し、3人の投手リレーでリードを守りきりました。先発の山崎伊織投手は7回を投げ、5安打1失点の好投で開幕から負けなしの4勝目をあげました。バッテリーの活躍が光った巨人はセ・リーグ20勝一番乗りで、敗れた阪神に代わって首位に浮上しました。DeNAは先発のケイ投手が6回を2失点に抑えましたが、打線が援護できませんでした。


中日vs阪神は、中日が4対2で勝ちました。◯勝ち:齋藤投手2勝▽セーブ:マルティネス投手11セーブ●負け:村上投手2勝3敗。中日は1点を追う8回、カリステ選手のタイムリーヒットで追いつき、石川昂弥選手の2点タイムリーで勝ち越しました。2人目の齋藤投手が8回の1イニングを三者凡退で抑え、2勝目をあげました。阪神は7回まで1点に抑えてきた村上投手が8回にふんばれず、2位に後退しました。


ヤクルトvs広島は、広島が2対1で勝ちました。◯勝ち:床田投手4勝2敗▽セーブ:栗林投手1敗10セーブ●負け:小澤投手4敗◎ホームラン:ヤクルト・武岡選手2号。広島は先週から4番を任されている小園選手が4回に先制のタイムリースリーベースを打ち、6回にも2打席連続のタイムリーとチームの全打点を挙げる活躍でした。先発の床田投手はストライク先行で打たせて取り、7回を5安打1失点の好投で4勝目をあげました。ヤクルトは7回に武岡選手のソロホームランで1点差に追い上げましたが、及びませんでした。


日本ハムvs西武は楽天日本ハムが4対1で勝ちました。◯勝ち:山崎届け出て4勝1敗●負け:高橋投手4敗。日本ハムは2回に伏見選手のタイムリーで先制し、3回はマルティネス選手のタイムリースリーベースなどで2点を挙げ、8回にも1点を加えました。先発の山崎投手はコントロールがさえ、9回をヒット8本1失点に抑え今シーズン2回目の完投で4勝目を挙げました。日本ハムは4連勝です。西武先発の高橋投手は勝ち星なしの4連敗です。


オリックスvsロッテは、6回表、雨によるコールドゲームでロッテが4対1で勝ちました。◯勝ち:西野投手3勝3敗●負け:東投手1勝3敗◎ホームラン:ロッテ・岡選手4号。ロッテは1回、友杉選手名鑑スクイズと角中選手、山口選手のタイムリーヒットで3点をあげ、2回には岡選手の2試合連続ホームランとなるソロでリードを広げました。先発の西野投手はランナーを出しながら5回1失点と粘って3勝目をあげ、ロッテは連敗を3で止めました。オリックスは東投手が5回途中4失点と崩れ、3連敗です。


楽天vsソフトバンクは、楽天が4対1で勝ちました。◯勝ち:ポンセ投手3勝2敗▽セーブ:則本投手1勝8セーブ●負け:有原投手3勝3敗◎ホームラン:楽天・石原選手3号と楽天は2回、平良選手のタイムリーなどで2点を先制し、4回に石原選手のツーランでリードを広げました。先発のポンセ投手は6回をヒット5本1失点に抑えました。ソフトバンク先発の有原投手は序盤をコントロールに苦しみ6回を4失点でした。ソフトバンクの連勝は5で止まりました。


明日の予告先発投手(セ・リーグ)

巨人(堀田)-DeNA(石田健大)

(福井)

ヤクルト(松本健吾)-広島(森下)

(松山)

中日(小笠原)-阪神(大竹)

(バンテリンドームナゴヤ)


明日の予告先発投手(パ・リーグ)

日本ハム(北山)-西武(隅田)

(エスコンフィールド北海道)

楽天(荘司)-ソフトバンク(石川)

(楽天モバイルパーク宮城)

オリックス(カスティーヨ)-ロッテ(種市)

(那覇)


プロ野球も地方球場などで熱戦です⚾