明日から始まる大相撲夏場所の初日と2日目の取組が発表され、先場所、途中休場した横綱・照ノ富士は、初日に新小結・大の里の挑戦を受けることになりました。


日本相撲協会は昨日、東京の両国国技館で取組編成会議を行い、明日から始まる大相撲夏場所の初日と2日目の取組を決めました。


先場所、腰のけがのため、途中休場した照ノ富士は、初日には大の里と、2日目には関脇から平幕に番付を落とした大栄翔と対戦することになりました。初日に挑戦を受ける大の里は幕下付け出しの力士では昭和以降2番目に早い所要6場所で新三役に昇進しました。照ノ富士は初めて対戦した今年1月の初場所では上手投げで勝っていて、身長1メートル92センチ、体重181キロの大の里の圧力を受け止めて有利な体勢に持ち込めるか、けがの回復具合が注目されます。


また、夏場所から祖父のしこ名を襲名した大関・琴櫻は、初日に大栄翔、2日目に新三役を目指す21歳の熱海富士と対戦することになりました。


このほかの3人の大関は、いずれも初日に新三役を目指す力士との取組が組まれ、豊昇龍が熱海富士と、先場所、右胸などのけがで14日目から休場した貴景勝は平戸海と、負け越すと大関から陥落する角番の霧島は豪ノ山とそれぞれ対戦します。


十両以上の休場力士は、先場所、新入幕で110年ぶりの幕内優勝を果たした尊富士と夏場所でおよそ3年ぶりの三役となる小結に復帰した大関経験者の朝乃山の2人でした。尊富士は右足のけがで初土俵から11場所目で初めての休場、朝乃山は右ひざのけがのため2場所ぶり12度目の休場、十両の休場力士はいませんでした。



プロ野球は6試合が行われ、巨人が岡本和真選手の2本のホームランと菅野智之投手の好投で、ヤクルトに勝って連勝を4に伸ばし、敗れた阪神と入れ代わって首位に立ちました。


ソフトバンクvsオリックスは、ソフトバンクが4対1で勝ちました。◯勝ち:スチュワート投手1勝1敗▽セーブ:オスナ投手1敗10セーブ●負け:エスピノーザ投手4勝1敗。ソフトバンクは1点を追う5回、三森選手のタイムリーヒットで追いつき、続く6回に、近藤選手のタイムリーツーベースと栗原選手の2点タイムリーで3点を挙げて勝ち越しました。先発のスチュワート投手が6回1失点と好投して今シーズン初勝利を挙げ、ソフトバンクは今シーズン2回目の5連勝です。オリックスは、ここまで4勝負けなしだった新加入のエスピノーザ投手が7回4失点で初黒星を喫しました。


日本ハムvsロッテは、日本ハムが3対0で勝ちました。◯勝ち:加藤貴之投手2勝4敗▽セーブ:田中正義投手1勝9セーブ●負け:メルセデス投手1敗。日本ハムは、3回に万波選手のタイムリーツーベースで先制し、6回は田宮選手の犠牲フライ、7回にも万波選手のタイムリーヒットで追加点を奪いました。先発の加藤貴之投手は、7回を3安打無失点の好投で2勝目を挙げました。ロッテは、先発のメルセデス投手が6回を2失点と試合を作りましたが、打線がヒット3本を抑えられ、勝率が5割を切りました。


西武vs楽天は、西武が2対1で勝ちました。◯勝ち:武内投手3勝▽セーブ:アブレイユ投手1勝2敗8セーブ●負け:内投手1勝3敗。西武は1回に1点を先制し、5回、プロ2年目でドラフト1位入団の蛭間選手のタイムリーツーベースで追加点を挙げました。同じドラフト1位で入団した先発のルーキー・武内投手が7回1失点の好投で、デビューから負けなしの3連勝とし、西武は連敗を4で止めました。楽天は、先発の内投手が7回2失点と好投しましたが、1点を追う7回のスクイズ失敗が響き、追いつくことができませんでした。


DeNAvs阪神は、DeNAが11対9で勝ちました。◯勝ち:山﨑投手1勝1敗3セーブ▽セーブ:森原投手1敗8セーブ●負け:岩崎投手2勝1敗5セーブ◎ホームラン:DeNA・蝦名選手1号、筒香選手2号、牧選手5号/阪神・近本選手6号。DeNAは、3回までに7点をリードされましたが、徐々に追い上げて2点を追う8回、蝦名選手のツーランホームランで追いつき、3番に入った筒香選手のホームランで勝ち越し、さらに4番の牧選手にもソロホームランが出てリードを広げました。阪神は、3回に近本選手が満塁ホームランを打つなど、序盤に大量リードを奪いましたが先発の伊藤将司投手が5回途中、7失点でマウンドを降り、8回に登坂した4人目の岩崎投手が2本のホームランを浴びて逆転されるなど、投手陣が踏ん張れませんでした。


ヤクルトvs巨人は、巨人が4対3で勝ちました。◯勝ち:菅野投手4勝▽セーブ:バルドナード投手1勝2セーブ●負け:小川投手1勝1敗◎ホームラン:巨人・岡本和真選手6号、7号/ヤクルト・長岡選手2号。巨人は1点を先制された直後の2回に、岡本和真選手が同点ホームランを打ち、4回にも2打席連続ホームランとなる勝ち越しのツーランを打ちました。先発の菅野投手は7回途中を5安打2失点にまとめて、開幕から負けなしの4勝目を挙げ、6回には、村上選手から空振り三振を奪って、プロ野球史上60人目の通算1500奪三振を達成しました。巨人は4連勝で、敗れた阪神と入れ代わり、首位に浮上しました。ヤクルトは小川投手が5回4失点と、ふんばれませんでした。


広島vs中日は、中日が4対0で勝ちました。◯勝ち:柳投手2勝2敗●負け:九里投手4敗。中日は、6回に中田選手の2点タイムリーツーベースで均衡を破り、8回は代打・石川昂弥選手の2点タイムリーツーベースでリードを広げました。先発の柳投手は、緩急をうまく使って7回を2安打無失点の好投で2勝目を挙げました。中日は連敗を3で止めました。広島は、打線が3安打に封じられ、開幕から、まだ勝ちのない先発の九里投手が6回2失点と粘ったものの、4敗目を喫しました。広島の連勝は3で止まりました。


明日の予告先発投手(セ・リーグ)

ヤクルト(サイスニード)-巨人(高橋礼)

(神宮球場)

DeNA(大貫)-阪神(才木)

(横浜スタジアム)

広島(ハッチ)-中日(高橋宏斗)

(マツダスタジアム)


明日の予告先発投手(パ・リーグ)

日本ハム(伊藤)-ロッテ(小島)

(エスコンフィールド北海道)

西武(今井)-楽天(岸)

(ベルーナドーム)

ソフトバンク(大関)-オリックス(田嶋)

(鹿児島)


昨日のヒーローインタビューです。