大相撲の大関・貴景勝が右腕などのけがのため、春場所14日目の23日から休場することになりました。貴景勝は13日目の22日、新大関・琴ノ若と対戦し、得意の突き押しではなく、右を差したまま攻めて送り出しで勝ち、勝ち越しを決めて角番から脱出しました。しかし、師匠の常盤山親方によるとこの取組で右の大胸筋を痛めたということです。そして23日朝に病院で診察を受けた結果、右の大胸筋の損傷ともともと痛めていたけい椎の神経根症で4週間の安静と加療を要する見込みと診断されたため、日本相撲協会に届け出て14日目の23日から休場することになりました。貴景勝の休場は今年の初場所に続いて12回目で、23日対戦する予定だった大関・霧島は不戦勝となります。常盤山親方は「慣れない相撲を取ってふだん使わない筋肉を使った。昨日の取組が終わって痛そうにしていて、けさ、起きたら動かないと言っていた。夏場所は間に合うようにしないといけない」と話していました。


[十両]

●千代栄(寄り切り)嘉陽◯、◯千代丸(引き落とし)天空海●、●北はり磨(押し出し)志摩ノ海◯、●獅司(はたき込み)玉正鳳◯、◯對馬洋(寄り切り)白鷹山●、◯千代翔馬(上手出し投げ)紫雷●、●英乃海(押し出し)武将山◯、◯白熊(上手投げ)欧勝海●、●琴恵光(押し出し)輝◯、◯欧勝馬(送り出し)朝紅龍●、●友風(はたき込み)若隆景◯、◯碧山(はたき込み)東白龍●、◯水戸龍(寄り切り)伯桜鵬●、●宝富士(寄り切り)大翔鵬◯


十両の武将山と千代翔馬は勝ち越しが決まりました。


十両の英乃海と欧勝海と天空海は負け越しが決まってしまいました。


十両は、水戸龍が3敗で単独トップ、欧勝馬と大翔鵬が4敗で追う展開で、十両の優勝争いは明日の千秋楽です。


大相撲春場所14日目は、単独トップに立つ新入幕の尊富士は勝てば新入幕の力士として110年ぶりの幕内優勝が決まる一番でしたが、朝乃山に敗れて2敗目となりました。このため、幕内優勝争いは3敗を守った大の里との2人に絞られ、24日の千秋楽で決まることになりました。


春場所の14日目、1敗で単独トップの新入幕・尊富士は大関経験者の朝乃山と対戦しました。勝てば新入幕の力士として110年ぶりの幕内優勝が決まる一番でしたが、尊富士は朝乃山に組み止められたあと、そのまま寄り切られて2敗目を喫しました。取組後には右足を気にする素振りを見せ、車いすで運ばれたあと、救急車で病院に搬送されました。追う3敗の力士2人のうち、大の里は小結・阿炎と対戦し、突き押しで攻め込んできた阿炎を冷静にはたき込みで破りました。一方、大関・豊昇龍は新大関・琴ノ若と対戦し、立ち合いで右に動いて攻めたものの、寄り倒されて4敗目を喫し、幕内優勝争いから脱落しました。この結果、幕内優勝は2敗の尊富士と、3敗の大の里の平幕の2人に絞られ、24日の千秋楽で決まることになりました。


[幕内]

●時疾風(上手投げ)妙義龍◯、●佐田の海(はたき込み)遠藤◯、◯湘南乃海(小手投げ)正代◯●、◯御嶽海(突き落とし)竜電●、●大奄美(突き落とし)北勝富士◯、◯琴勝峰(はたき込み)美ノ海●、◯高安(押し出し)狼雅●、◯玉鷲(押し出し)北の若●、◯豪ノ山(送り出し)錦富士●、◯阿武咲(押し出し)翠富士●、●金峰山(送り投げ)翔猿◯、◯明生(はたき込み)一山本●、◯平戸海(反則)宇良●、◯朝乃山(寄り切り)尊富士●、◯大の里(はたき込み)阿炎●、●錦木(小手投げ)王鵬◯、●隆の勝(引き落とし)大栄翔◯、◯若元春(寄り切り)熱海富士●、■貴景勝(不戦勝)霧島□、●豊昇龍(寄り倒し)琴ノ若◯


御嶽海が勝ち越しました。


竜電は負け越しです。


美ノ海は負け越しです。


阿武咲が勝ち越しました。


翔猿が勝ち越しました。


金峰山は負け越しです。


一山本は負け越しました。


平戸海に宇良は、宇良にまげをつかむ反則があって平戸海が勝ち越しました。


宇良は負け越しです。


新入幕の尊富士は2敗に後退です。


大の里が3敗を守り、幕内優勝争いに残りました。


関脇・若元春が勝ち越しました。


大関・貴景勝は右胸などのけがで23日から休場。大関・霧島が不戦勝です。


大関・豊昇龍は4敗となって幕内優勝争いから脱落しました。


大相撲春場所の千秋楽の取組で、幕内は、2敗の新入幕の尊富士が豪ノ山と、3敗の大の里は大関・豊昇龍と対戦します。


プロ野球のオープン戦は6試合が行われました。


阪神vsオリックスは、阪神が4対2で勝ちました。阪神は中野選手が1回に35打席ぶりのヒットを打つなど2安打をマークし、復調の兆しを見せました。大竹投手は5回を4安打1失点と状態が上向きです。佐藤輝明選手が6回にオープン戦3号のホームランを打ちました。オリックスで先発候補のカスティーヨ投手はコントロールが安定せず6回途中まで投げ4失点でした。(京セラドーム大阪)


ソフトバンクvs広島は、ソフトバンクが5対1で勝ちました。ソフトバンクをスチュワート投手が威力のある速球を軸に5回を2安打無失点。2人目の大関投手は2回を1失点でした。柳田選手がオープン戦2号のツーランを打ちました。広島は森下投手がホームラン2本を打たれ3回を5安打5失点と不安を残す内容でしたが、床田投手は5回を1安打無失点と好投をみせました。(PayPayドーム)


巨人vs楽天は、1対1で引き分けました。巨人は抑え候補の大勢投手が9回に登坂し、2つの三振を奪いましたがヒット2本、フォアボール1つで1失点と課題を残しました。先発のグリフィン投手は3回を投げヒットなしの無失点に抑え復調をアピールしました。楽天は、荘司投手が2週間ぶりのマウンドで力投し、4回途中まで投げ三振6つを奪いヒットを許しませんでした。(東京ドーム)


西武vsヤクルトは、ヤクルトが3対0で勝ちました。ヤクルトの先発・2年目の吉村投手がテンポよく投げ5回を1安打無失点と安定していました。村上選手が2点タイムリーツーベースを打ちました。西武では先発の隅田投手が球威のあるボールで3回を1安打無失点と好投、仕上がりの良さを見せました。(ベルーナドーム)


中日vsロッテは、1対1で引き分けました。中日は37歳のベテラン・涌井投手が古巣を相手に粘り強いピッチングで6回を5安打1失点に抑え、順調な仕上がりです。ロッテは先発の一角を担う種市投手が切れのある球を投げ込み5回をノーヒット、4つの三振を奪うなど好投しました。(バンテリンドームナゴヤ)


日本ハムvsDeNAは、DeNAが1対0で勝ちました。DeNAはドラフト1位ルーキーの度会選手がタイムリーツーベースを含む2安打と好調です。先発の平良投手は要所を締めて6回を3安打無失点に抑えました。日本ハムは先発の加藤貴之投手が5回を投げ1安打無失点、フォアボールなしの好投でした。(エスコンフィールド北海道)