大相撲春場所の各段優勝は、幕下は、押尾川部屋の風賢央が7戦全勝で優勝を果たしました。三段目は宮崎県延岡市出身の19歳・長村が22日に安青錦に勝って、7戦全勝として優勝しました。序ノ口は、幕下経験者の千代大牙が22日、序二段の清の山に勝って7戦全勝とし、優勝しました。序二段は千秋楽に優勝決定戦が行われます。


[十両]

◯欧勝海(引き落とし)天空海●、◯伯桜鵬(押し倒し)玉正鳳●、●志摩ノ海(突き落とし)千代栄◯、●對馬洋(押し出し)千代翔馬◯、●白鷹山(送り出し)北はり磨◯、◯武将山(押し出し)紫雷●、●若隆景(すくい投げ)欧勝馬◯、●輝(はたき込み)碧山◯、●朝紅龍(はたき込み)友風◯、●獅司(巻き落とし)水戸龍◯、◯東白龍(押し出し)琴恵光●、●英乃海(送り出し)宝富士◯、◯時疾風(すくい投げ)大翔鵬◯


十両の友風と伯桜鵬は勝ち越しが決まりました。


十両の輝と玉正鳳は負け越しが決まってしまいました。


十両は、水戸龍が3敗で単独トップ、欧勝馬、大翔鵬、朝紅龍が4敗です。


大相撲春場所13日目は、1敗で幕内優勝争い単独トップの新入幕・尊富士は関脇・若元春を破りました。早ければ明日にも尊富士の幕内優勝が決まります。


春場所は12日目を終え、幕内は、1敗で尊富士が単独トップに立ち、3敗で豊昇龍と琴ノ若の大関2人と、大の里、豪ノ山の平幕2人の合わせて4人が追う展開となっていました。13日目の22日、尊富士は関脇・若元春と対戦し、立ち合いは若元春が得意とする左四つの形になりましたが、タイミングよく巻きかえた尊富士がもろざしの形に持ち込み、そのまま寄り切って1敗を守りました。また、豊昇龍は豪ノ山との3敗どうしの対戦に臨み、豪ノ山の出足を止めたあとそのまま力強くすくい投げで勝って3敗をキープしました。大の里も関脇・大栄翔にはたき込みで勝って3敗を守りましたが、琴ノ若は角番の大関・貴景勝に敗れ、4敗に後退しました。この結果、幕内優勝争いは1敗の尊富士と3敗を守った豊昇龍、大の里の3人に絞られました。23日、尊富士は大関経験者の西前頭筆頭・朝乃山と対戦します。また、豊昇龍は琴ノ若、大の里は小結・阿炎と対戦します。尊富士は23日に勝てばほかの結果にもかかわらず、新入幕としては110年ぶりとなる幕内優勝が決まります。また、敗れた場合でも豊昇龍と大の里の2人がいずれも敗れれば幕内優勝となります。このほか、琴ノ若に勝った貴景勝は勝ち越しとなり、角番脱出を決めました。


[幕内]

●白熊(寄り切り)大奄美◯、●湘南乃海(寄り切り)錦富士◯、●一山本(上手投げ)狼雅◯、◯美ノ海(押し出し)御嶽海●、◯正代(巻き落とし)佐田の海●、●妙義龍(押し出し)琴勝峰◯、●阿武咲(肩透かし)竜電◯、◯遠藤(引き落とし)玉鷲●、●翠富士(はたき込み)高安◯、●北勝富士(はたき込み)隆の勝◯、◯王鵬(押し出し)北の若●、◯熱海富士(寄り切り)平戸海●、●宇良(はたき込み)翔猿◯、●明生(下手投げ)錦木◯、●阿炎(突き落とし)朝乃山◯、◯尊富士(寄り切り)若元春●、●大栄翔(はたき込み)大の里◯、◯貴景勝(送り出し)琴ノ若●、●豪ノ山(すくい投げ)豊昇龍◯、●霧島(寄り切り)金峰山◯


錦富士が勝ち越しました。


妙義龍は負け越しました。


玉鷲は負け越しました。


熱海富士が勝ち越しました。


朝乃山が勝ち越しました。


新入幕の尊富士が1敗を守りました。


関脇・大栄翔は負け越しました。


大関・貴景勝が勝ち越しを決め、角番を脱しました。


大関・豊昇龍が3敗を守りました。


プロ野球はオープン戦、6試合が行われました。


オリックスvs阪神は、オリックスが3対0で勝ちました。オリックス?宮城投手はストレート、変化球とも精度が高く、6回を無失点、三振7個を奪う好投で安定感を示し、開幕投手に向けてアピールしました。阪神の開幕投手・青柳投手は、1回に押し出しのフォアボールを出すなど4回2失点で、フォアボール3つとコントロールに苦しみ、不安をのぞかせました。(京セラドーム大阪)


ソフトバンクvs広島は、2対2で引き分けました。ソフトバンクの先発で、4年ぶり3回目の開幕投手を務める有原投手は、緩急をうまく使って5回1安打無失点と安定感を見せました。栗原選手がオープン戦3号、ウォーカー選手が4号ホームランを打ちました。広島は、プロ11年目で初の開幕投手を務める九里投手が3回無失点、ノーヒットに抑え、上々の仕上がりを見せました。(PayPayドーム)


巨人vs楽天は、楽天が3対1で勝ちました。楽天の開幕投手・早川投手は、4回と3分の2イニングを2安打1失点で、三振は5連続を含む9個を奪うなど順調な仕上がりを見せました。6年目でキャッチャーのレギュラーポジションをねらう太田選手が、オープン戦初ホームランとなるツーランを打ちました。巨人の開幕投手・戸郷投手は、甘くなったボールを下位打線にとらえられて3回を2失点でした。ドラフト1位ルーキーの西舘投手が1回を投げ、球威、コントロールとも上々で、3人で退けました。


西武vsヤクルトは、ヤクルトが3対2で勝ちました。ヤクルトのサイスニード投手は、尻上がりに調子を上げ、6回を4安打2失点にしのぎ、塩見選手と村上選手が、ともに2安打1打点をマークしました。プロ8年目で初の開幕投手に指名された西武の今井投手は、コントロールがよく、3回をノーヒット無失点に抑えて仕上がりのよさを見せました。(ベルーナドーム)


中日vsロッテは、中日が4対3で勝ちました。中日の開幕投手・柳投手はボールに力があり、2回以外はノーヒットに抑え5回を投げ、1失点と上々の仕上がりでした。ロッテ先発の小島投手は、粘りのピッチングで5回を1失点に抑え、DeNAから移籍したソト選手が、ホームランを含む2安打2打点と長打力を発揮しました。(バンテリンドームナゴヤ)


日本ハムvsDeNAは、日本ハムが5対3でサヨナラ勝ちしました。日本ハム先発の伊藤投手は、6回途中を2失点と、まずまずの内容でした。DeNAで開幕投手を務める東克樹投手は、1回に3連打を浴びましたが、その後はコントロールがよくなって、一人のランナーも許さず6回を投げ1失点、三振6つを奪う内容でした。(エスコンフィールド北海道)