大相撲、平幕の島津海が左足のふくらはぎを痛めたため、春場所4日目の13日から休場することになりました。師匠の放駒親方によると、島津海は12日の3日目、平幕の美ノ海と対戦した際、立ち合いで踏み込んだ時に左足のふくらはぎを痛めたということです。そして、大阪市内の病院で診察を受けた結果、「左ひ腹筋不全断裂」でおよそ3週間の治療を要する見込みだと診断されました。このため、日本相撲協会に届け出て、春場所4日目の13日から休場することになりました。島津海の休場はおととしの名古屋場所以来、6回目です。13日に対戦する予定だった錦富士は不戦勝となります。島津海は左四つの相撲を持ち味に新入幕の先場所、9勝6敗と勝ち越し、春場所は西前頭12枚目に番付を上げて臨みましたが、初日から3連敗を喫していました。放駒親方は「本人は今までの痛みの中でいちばんきついと言っている。中途半端に取るならやめたほうがいいし、途中出場するより、まずは痛みを取ったほうがいいと話した」と述べて、再出場は厳しいという見解を示しました。


[十両]

◯阿武剋(下手投げ)天空海●、◯千代栄(つきひざ)琴恵光●、●對馬洋(押し出し)北はり磨◯、●伯桜鵬(寄り切り)欧勝海◯、●碧山(突き落とし)紫雷◯、◯若隆景(押し出し)志摩ノ海●、●玉正鳳(突き落とし)英乃海◯、●獅司(送り出し)白鷹山◯、●千代翔馬(寄り切り)朝紅龍◯、●白熊(寄り切り)大翔鵬◯、◯武将山(押し出し)東白龍●、●水戸龍(寄り切り)欧勝馬◯、●輝(寄り切り)時疾風◯、◯宝富士(寄り切り)友風●


十両は、朝紅龍と若隆景が4連勝です。


大相撲春場所4日目は、10回目の幕内優勝を目指す横綱・照ノ富士は三役経験者の明生に敗れて2敗目を喫しました。


ここまで2勝1敗の横綱・照ノ富士は4日目の13日、過去、勝ち越しているものの、直近で対戦した去年の夏場所で敗れた明生と対戦しました。照ノ富士は立ち合いのあと、もろ差しを許し、そのまま一気に寄り切られて敗れ、2敗目を喫しました。関脇・若元春と小結・阿炎の三役の3連勝どうしの一番は、阿炎が立ち合いで立ち遅れ気味となった若元春を一気に突き出して勝ちました。大関陣では、新大関の琴ノ若が三役経験者の隆の勝に小手投げで、角番の大関・貴景勝がここまで大関2人を破った東前頭筆頭の宇良を寄り切りで、豊昇龍が平幕の王鵬を土俵際で引き落としで勝ち、そろって3勝目を挙げました。一方、霧島は大関経験者の朝乃山に立ち合いから一気に土俵際に追い込まれて寄り切りで敗れ、初日から4連敗を喫しました。このほか、平幕では幕内2場所目の大の里と、新入幕の尊富士がいずれも勝ち、連勝を4に伸ばしました。


[幕内]

◯尊富士(押し出し)妙義龍●、◯狼雅(上手投げ)大奄美●、●北の若(寄り切り)遠藤◯、●美ノ海(寄り切り)竜電◯、■島津海(不戦勝)錦富士□、◯佐田の海(押し出し)一山本●、●御嶽海(突き落とし)湘南乃海◯、◯琴勝峰(はたき込み)北勝富士●、●高安(押し出し)正代◯、◯玉鷲(押し倒し)金峰山●、◯豪ノ山(突き落とし)阿武咲●、◯大の里(押し出し)翠富士●、◯平戸海(上手出し投げ)剣翔●、●翔猿(きめ出し)熱海富士◯、●錦木(突き出し)大栄翔◯、●若元春(突き出し)阿炎◯、●宇良(寄り切り)貴景勝◯、◯豊昇龍(引き落とし)王鵬●、◯朝乃山(寄り切り)霧島●、◯琴ノ若(小手投げ)隆の勝●、◯明生(寄り切り)照ノ富士●


新入幕の尊富士が初日から4連勝としました。


島津海は左足のふくらはぎを痛めたため13日から休場し、錦富士が不戦勝となりました。


大の里が4連勝です。


小結・阿炎が4連勝としました。


大関・霧島は初日から4連敗となりました。


明生は2つ目の金星。


横綱・照ノ富士は今場所2敗目を喫しました。


(大相撲春場所3日目の幕内)


プロ野球のオープン戦は6試合が行われました。


ロッテvs阪神は、阪神が6対1で勝ちました。阪神は、伊藤将司投手と村上投手が登坂し、先発した伊藤投手は5回を2安打無失点で三塁を踏ませず、村上投手は4回を3安打1失点にまとめました。阪神はオープン戦10試合目で初勝利です。ロッテはオープン戦初出場のベテラン・角中選手が2安打1打点をマークしました。(ZOZOマリンスタジアム)


DeNAvsヤクルトは、DeNAが13対0で勝ちました。DeNAは咋シーズンの首位打者・宮﨑選手が左中間へのスリーラン、ライトへのソロと持ち前の広角打法で2打席連続ホームランを打って仕上がりの良さを示しました。先発した石田健大投手はストライク先行のピッチングで3回をノーヒット無失点に抑えました。ヤクルトの先発サイスニード投手はコントロールが甘く4回6失点と不安を残しました。(横浜スタジアム)


ソフトバンクvs巨人は、巨人が3対2で勝ちました。巨人は梶谷選手がオープン戦初出場でホームランを打ちました。先発した菅野投手は4回を5安打2失点で左バッターとの対戦に課題を残しました。ソフトバンクは開幕ローテーション入りを狙う東浜投手が5回を4安打無失点と好投し、咋シーズンホームラン王と打点王のタイトルを獲得した近藤選手が先制のタイムリーヒットを打ち、好調を維持しています。(PayPayドーム)


楽天vsオリックスは、オリックスが6対1で勝ちました。オリックスは3人のルーキーが登坂し、先発したドラフト5位の高島投手とドラフト6位の古田島投手は共2回をヒット1本に抑え、ドラフト7位の権田投手は1回で2つのフォアボールを出したものの後続を断っていずれも無失点でした。楽天は田中将大投手が3回を2安打1失点で、開幕ローテーション入りへ前進しました。(静岡)


西武vs中日は、西武が3対2で勝ちました。西武はドラフト1位ルーキーの武内投手が威力のある速球で押し、4回を無失点、三振5個を奪うピッチングで開幕ローテーション入りに前進しました。中日は途中出場したルーキーの辻本選手がタイムリーを含む2本のツーベースヒットを打ち、ショートのポジション争いでアピールしました。(ベルーナドーム)


日本ハムvs広島は、広島が6対1で勝ちました。広島は去年10月に右ひじの手術を受けた大瀬良投手がオープン戦初登坂で3回をノーヒット無失点に抑え、順調な仕上がりをみせました。日本ハムは先発した根本投手が4回を投げてホームラン2本を浴びるなど4安打3失点の内容で、球威はあったもののコントロールが甘くなったところを打たれ課題を残しました。(エスコンフィールド北海道)