大相撲初場所の各段優勝は、幕下は、先場所右ひざのけがから復帰した関脇経験者の若隆景が7戦全勝で優勝しました。三段目は、熊本市出身の十両経験者・藤青雲が7戦全勝で優勝しました。序ノ口は青森県つがる市出身の18歳で今場所初めて番付にしこ名が載った安響が26日7戦全勝として優勝しました。序二段は千秋楽に優勝決定戦が行われます。


[十両]

●千代丸(寄り切り)伯桜鵬◯、◯尊富士(押し出し)天照鵬●、◯英乃海(寄り切り)大翔鵬●、●朝紅龍(寄り倒し)欧勝海◯、◯白鷹山(押し出し)紫雷●、●天空海(すくい投げ)獅司◯、◯千代翔馬(押し出し)栃武蔵●、◯千代栄(引き落とし)琴恵光●、◯玉正鳳(寄り切り)勇磨●、●時疾風(寄り倒し)北の若◯、●狼雅(送り出し)欧勝馬◯、◯錦富士(寄り切り)白熊●、◯輝(押し出し)水戸龍●、◯大奄美(寄り切り)志摩ノ海●


十両の輝と英乃海は勝ち越しが決まりました。


十両の志摩ノ海と紫雷と天空海と千代丸と天照鵬は負け越しが決まってしまいました。


十両は、尊富士が2敗で単独トップ、3敗がいなくなり、錦富士、狼雅、北の若、時疾風、白鷹山が4敗で追う展開で、明日尊富士が勝てば新十両での十両優勝が決まります。


大相撲初場所13日目は、1敗で単独トップの関脇・琴ノ若は2敗の横綱・照ノ富士に敗れました。これで26日に勝った大関・霧島を加えた3人が2敗で並びました。初場所は12日目を終えて、幕内は、1敗の琴ノ若を、横綱・照ノ富士と、霧島と豊昇龍の大関2人が2敗で追う展開となっていました。26日は、この上位4人の直接対決が組まれ、琴ノ若は照ノ富士と対戦しました。琴ノ若は立ち合いで右を差しましたが、照ノ富士が固めた左をこじあけられず、逆に照ノ富士に右を差されるとそのまま寄り切られて2敗目を喫しました。一方、綱とりがかかる霧島は豊昇龍との大関対決に臨みました。お互いにまわしを取り合う展開となり、霧島は相手の体をつり上げ、足首のあたりに足をかける二枚蹴りで勝ちました。幕内で二枚蹴りが決まり手となったのは平成26年の初場所の9日目に時天空が翔天狼に決めて以来、10年ぶりです。この結果、13日目を終えて、幕内は、1敗がいなくなり、照ノ富士、霧島、琴ノ若の3人が2敗でトップに並び、星の差1つの3敗で豊昇龍が続く展開になりました。


[幕内]

●宝富士(突き出し)東白龍◯、●隆の勝(押し出し)大の里◯、●友風(押し出し)佐田の海◯、◯玉鷲(押し倒し)美ノ海●、●琴勝峰(突き落とし)明生◯、●御嶽海(送り出し)島津海◯、◯王鵬(押し倒し)平戸海●、●武将山(突き落とし)湘南乃海◯、●竜電(すくい投げ)遠藤◯、◯剣翔(はたき込み)正代●、●豪ノ山(小手投げ)朝乃山◯、●一山本(突き出し)阿炎◯、◯翠富士(巻き落とし)妙義龍●、●金峰山(押し出し)熱海富士◯、◯若元春(押し出し)阿武咲●、●翔猿(寄り切り)宇良◯、◯錦木(引き落とし)大栄翔●、◯霧島(二枚蹴り)豊昇龍●、◯照ノ富士(寄り切り)琴ノ若●


十両の東白龍が勝ちました。


宝富士は負け越しました。


玉鷲が勝ち越しました。


美ノ海は負け越しです。


明生が勝ち越しました。


御嶽海は負け越しです。


王鵬が勝ち越しました。


剣翔に正代は、取り直しの末に剣翔がはたき込みで勝ちました。


26日から再出場の朝乃山が勝ち越しを決めました。


一山本は負け越しです。


翔猿に新小結の宇良は、物言いがつきましたが、軍配どおり宇良が寄り切りました。


霧島と豊昇龍の大関どうしの一番は、霧島が二枚蹴りで2敗を守りました。


豊昇龍は3敗に後退です。


横綱・照ノ富士に関脇・琴ノ若は、照ノ富士が寄り切りで琴ノ若に勝ってともに2敗で並びました。