大相撲の小結・高安がインフルエンザに感染したことなどから初場所を中日の21日から休場することになりました。高安は今場所、2回目の休場となります。高安は1年ぶりとなる三役復帰の今場所、「急性腰痛症」で3日目から休場したものの、6日目から再出場し、7日目の20日は関脇経験者の若元春に寄り切られて敗れ、2勝3敗、2日の休みとなっていました。日本相撲協会によると、高安は中日の21日から再び休場することになりました。診断書によると、20日の夕方から発熱があり、21日に都内の病院で検査したところ、インフルエンザに感染していることが分かりました。さらに、感染に伴って腰の痛みも悪化したということで、およそ10日間の自宅療養などを要すると診断されました。師匠の田子ノ浦親方によると、このあと出場するのは難しい見通しだということです。高安の休場は今場所2回目で、通算16回目です。21日に対戦予定だった関脇・琴ノ若は不戦勝となります。


[十両]

●欧勝海(寄り倒し)對馬洋◯、●栃武蔵(押し出し)天空海◯、◯英乃海(押し出し)千代栄●、◯白鷹山(押し出し)勇磨●、◯天照鵬(寄り切り)志摩ノ海●、●紫雷(浴びせ倒し)千代丸◯、●大翔鵬(押し出し)輝◯、●獅司(押し出し)尊富士◯、◯白熊(寄り切り)朝紅龍●、●時疾風(寄り倒し)狼雅◯、◯北の若(突き出し)千代翔馬●、◯東白龍(送り出し)欧勝馬●、●琴恵光(寄り切り)大奄美◯、●水戸龍(寄り切り)玉正鳳◯


新十両の欧勝海に幕下の對馬洋は、物言いがついて取り直しの末、對馬洋の勝ちでした。


新十両の尊富士は勝ち越しが決まりました。


十両は、新十両の尊富士が8連勝、時疾風が1敗です。


大相撲初場所中日8日目は、横綱昇進に挑む大関・霧島は平幕の翔猿に敗れ、2敗目を喫しました。初場所は中日を迎え、綱とりがかかる霧島はここまで6勝1敗として21日は翔猿と対戦しました。霧島は立ち合い、もろ手突きで攻めましたが押し切れず、相手の圧力を受ける形となりそのまま押し出しで敗れました。霧島はこれで2敗に後退しました。20日までただ1人、幕内で勝ちっぱなしとしていた朝乃山は、幕内最年長39歳の玉鷲と対戦し、立ち合いからお互い激しく押し合う展開となりましたが、最後はすくい投げで敗れ今場所初黒星を喫しました。朝乃山とともに、関脇・琴ノ若、三役経験者の阿武咲、それに新入幕の大の里の合わせて4人が1敗で並びました。20日、大関経験者の正代に敗れ、2敗となった横綱・照ノ富士は平幕の竜電と対戦し、およそ1分の長い相撲を寄り切りで制して、連敗はしませんでした。


[幕内]

●武将山(突き落とし)錦富士◯、◯阿武咲(すくい投げ)島津海●、◯宝富士(引き落とし)美ノ海●、●遠藤(押し出し)大の里◯、●友風(突き落とし)隆の勝◯、●妙義龍(上手投げ)剣翔◯、◯王鵬(はたき込み)琴勝峰●、◯佐田の海(押し出し)一山本●、●朝乃山(すくい投げ)玉鷲◯、●御嶽海(寄り切り)金峰山◯、●湘南乃海(寄り切り)明生◯、◯錦木(押し出し)平戸海●、◯阿炎(押し出し)正代●、◯熱海富士(上手投げ)豪ノ山●、●宇良(押し出し)若元春◯、■高安(不戦勝)琴ノ若□、◯大栄翔(はたき込み)翠富士●、◯豊昇龍(押し倒し)北勝富士●、◯翔猿(押し出し)霧島●、●竜電(寄り切り)照ノ富士◯


十両の錦富士が勝ちました。


遠藤と新入幕・大の里の石川県出身どうしの一番は、大の里が押し出しで勝ちました。


朝乃山は初日からの連勝が7で止まり、幕内の勝ちっぱなしはいなくなりました。


小結・高安はインフルエンザに感染して腰痛も悪化したため休場し、関脇・琴ノ若は不戦勝となりました。


横綱昇進を目指す大関・霧島は2敗目を喫しました。


横綱・照ノ富士は連敗はしませんでした。


(大相撲初場所7日目の幕内)