大相撲の平幕・碧山が右ひざを痛めたため、20日、初場所7日目から休場することになりました。西前頭17枚目の碧山は今場所、初日から6連敗するなど精彩を欠いていて、19日の取組のあとには足を痛めた様子を見せていました。その後、東京・両国の国技館にある相撲診療所で診察を受けた結果、「右ひざ前十字じん帯断裂」の疑いと診断されたため、日本相撲協会に休場を届け出て、7日目の20日から休場することになりました。碧山の休場は3年前の夏場所以来6回目で、20日対戦する予定だった阿武咲は不戦勝となります。師匠の春日野親方によると、今後、入院して治療にあたるため、再出場はできないとしています。碧山は今場所、2場所ぶりに幕内に復帰していましたが、このまま再出場しなければ十両に番付を落とす見通しです。


大相撲初場所6日目から休場した大相撲の平幕・北青鵬の診断書が20日、日本相撲協会に提出され、「右ひざ半月板損傷」で2月5日手術予定であることが発表されました。師匠の宮城野親方によると、次の春場所は休場する見通しです。


元十両の千代嵐が現役引退を表明しました。


日本相撲協会の役員候補選挙が2月2日に東京の両国国技館で行われることになりました。


[十両]

◯栃武蔵(上手投げ)英乃海●、◯天空海(送り出し)千代栄●、●欧勝海(送り出し)白鷹山◯、◯尊富士(押し出し)勇磨●、◯朝紅龍(突き落とし)天照鵬●、◯志摩ノ海(突き落とし)千代丸●、●大翔鵬(押し出し)獅司◯、●紫雷(寄り切り)白熊◯、◯時疾風(押し出し)輝●、●欧勝馬(突き落とし)北の若◯、◯千代翔馬(送り出し)東白龍●、●錦富士(浴びせ倒し)狼雅◯、●琴恵光(押し出し)水戸龍◯、◯大奄美(押し出し)玉正鳳●


十両は、時疾風と尊富士が7連勝です。


大相撲初場所7日目は、3場所ぶりに復帰した横綱・照ノ富士は大関経験者の正代に敗れて2敗目を喫しました。腰のけがから復帰し、去年の名古屋場所以来の出場となる照ノ富士は2日目に初黒星を喫したものの、その後は4連勝と立て直し、7日目の20日は結びの一番で正代と対戦しました。照ノ富士は立ち合いからもろ差しで懐に潜り込まれ、このまま圧力をかけられて寄り倒しで敗れて2敗目を喫しました。今場所、西の前頭4枚目で臨む正代は7年前の平成29年名古屋場所で横綱・日馬富士を破って以来、2つ目の金星です。一方、横綱昇進に挑む大関・霧島は平幕の北勝富士と対戦し、相手の押しに引く場面もありましたが、このあと四つに組んで、1分に迫る相撲を寄り切りで制し、1敗を守りました。このほか、大関経験者の朝乃山は明生に対して右を差して前に圧力をかける相撲で寄り切り、幕内でただ1人、初日から7連勝としました。1敗の力士は霧島に加えて、関脇・琴ノ若と三役経験者の阿武咲、それに新入幕の大の里の4人となりました。


[幕内]

■碧山(不戦勝)阿武咲□、●琴勝峰(押し倒し)島津海◯、●美ノ海(押し倒し)武将山◯、●宝富士(寄り切り)妙義龍◯、◯大の里(寄り切り)王鵬●、◯剣翔(寄り切り)友風●、●遠藤(寄り切り)佐田の海◯、◯玉鷲(押し出し)隆の勝●、●明生(寄り切り)朝乃山◯、◯一山本(はたき込み)平戸海●、◯御嶽海(押し出し)湘南乃海●、●金峰山(押し出し)錦木◯、◯翠富士(寄り切り)豪ノ山●、●阿炎(押し出し)熱海富士◯、●高安(寄り切り)若元春◯、●宇良(突き出し)大栄翔◯、◯琴ノ若(寄り切り)竜電●、◯霧島(寄り切り)北勝富士●、●翔猿(寄り切り)豊昇龍◯、●照ノ富士(寄り倒し)正代◯


碧山は右ひざを痛めて20日から休場となり、阿武咲が不戦勝で勝ちました。


39歳の玉鷲は通算出場が1575となり、歴代10位の安芸乃島に並びました。


朝乃山が初日からの連勝を7に伸ばしました。


関脇・琴ノ若は連敗はしませんでした。


大関・霧島が6勝目です。


大関・豊昇龍が連敗を2で止めました。


横綱・照ノ富士は2敗目を喫しました。