大相撲初場所2日目の15日は、阪神・淡路大震災が発生した1995年1月17日に兵庫県の淡路島で生まれた幕内経験者の照強が幕下の土俵に上がり、今場所最初の相撲で白星を挙げました。


[十両]

◯栃武蔵(寄り切り)勇磨●、●欧勝海(突き落とし)千代栄◯、◯天照鵬(突き落とし)天空海●、◯英乃海(寄り切り)千代丸●、●白鷹山(押し出し)朝紅龍◯、●大翔鵬(寄り切り)尊富士◯、◯紫雷(寄り切り)輝●、●獅司(送り出し)志摩ノ海◯、◯白熊(押し出し)千代翔馬●、●欧勝馬(すくい投げ)時疾風◯、●琴恵光(寄り切り)狼雅◯、◯北の若(突き落とし)玉正鳳●、◯東白龍(突き出し)大奄美●、●水戸龍(寄り切り)錦富士◯


大相撲初場所2日目は、3場所ぶりに復帰した横綱・照ノ富士が関脇経験者の若元春に敗れ、初黒星を喫しました。腰のけがなどから初場所で3場所ぶりに復帰し、白星スタートを切った照ノ富士は2日目の15日、結びの一番で今場所、関脇から東前頭筆頭に番付を下げた若元春と対戦しました。照ノ富士は、立ち合いのあと、おっつけられて右を差すことができず、逆に若元春の得意な左四つに組み合う苦しい展開となりました。上手も取ることができない中、土俵際で粘りを見せる場面もありましたが、およそ1分40秒の長い相撲の末に最後は寄り切られて敗れ、2日目で初黒星を喫しました。勝った若元春は初めての金星獲得です。一方、初場所で横綱昇進に挑む大関・霧島は、過去の対戦で5勝7敗と負け越していた大関経験者の小結・高安と対戦しました。霧島は立ち合いからまわしにこだわらずに突き押しで攻め込んで押し出しで勝ち、初日から2連勝としました。このほかの大関陣は貴景勝が熱海富士に寄り切りで、豊昇龍が翠富士に押し出しでそれぞれ勝っていずれも2連勝としました。琴ノ若と大栄翔の関脇2人もともに勝って初日から2連勝です。


[幕内]

●碧山(引っ掛け)宝富士◯、●武将山(寄り切り)島津海◯、◯大の里(押し倒し)琴勝峰●、◯阿武咲(押し出し)友風●、◯遠藤(押し出し)隆の勝●、●妙義龍(送り出し)美ノ海◯、●王鵬(押し出し)玉鷲◯、●佐田の海(押し倒し)剣翔◯、●明生(上手投げ)北青鵬◯、◯平戸海(押し出し)御嶽海●、◯朝乃山(寄り切り)金峰山●、◯湘南乃海(はたき込み)一山本●、●錦木(突き落とし)翔猿◯、◯正代(すくい投げ)竜電●、●宇良(はたき込み)北勝富士◯、●豪ノ山(上手投げ)琴ノ若◯、◯大栄翔(押し出し)阿炎●、●高安(押し出し)霧島◯、◯貴景勝(寄り切り)熱海富士●、◯豊昇龍(押し出し)翠富士●、◯若元春(寄り切り)照ノ富士●


石川県穴水町出身の遠藤は今場所初白星です。


横綱・照ノ富士は2日目で土がつきました。


(大相撲初場所初日の幕内)