来月14日に初日を迎える大相撲初場所の番付が発表され、先場所幕内優勝し、初めて横綱昇進に挑む霧島は東の大関に座りました。


霧島は先月の九州場所で持ち味の素早い動きや得意のまわしを取る相撲を生かして13勝2敗の成績を収め、大関昇進後は初めてとなる幕内優勝を果たしました。そして、初めて横綱昇進に挑むことになる初場所の番付が25日、発表され、霧島は東の大関に座りました。


三役では、11勝4敗の成績を残し、関脇昇進後、初めて二桁勝利を挙げた琴ノ若が東の関脇となりました。


また、先場所、西の前頭筆頭で8勝7敗と勝ち越した宇良が初めての三役となる小結に昇進しました。幕内経験者が序二段に陥落した後、新三役となるのは史上初めてで、初土俵から所要52場所での新三役は、学生相撲出身の力士では史上2番目に遅い記録となりました。


このほか、大関経験者の高安が小結に昇進し、1年ぶりに三役に復帰しました。


一方、先場所、関脇で6勝9敗と負け越した若元春は東の前頭筆頭に番付を落としました。


先場所まで2場所連続で千秋楽まで幕内優勝争いに加わった21歳の熱海富士は西の前頭筆頭となり、新三役を狙う地位に番付を上げました。


新入幕は、二所ノ関部屋の大の里と放駒部屋の島津海の2人です。


このうち、23歳の大の里は、今年の夏場所に幕下10枚目付け出しで初土俵を踏んで以来、所要4場所での新入幕となり、昭和以降では3位に並ぶ早さとなりました。また、師匠で元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方が部屋を創設して以来、初めての新入幕力士です。


大相撲初場所は来月14日に東京・両国国技館で初日を迎えます。


大相撲の幕内経験者で36歳のベテランの東龍が25日、現役を引退しました。日本相撲協会によると、東龍は25日に引退届を提出し、協会も受理したということです。東龍は27日に引退会見を行う予定です。


十両の高橋が初場所から白熊と改名することになりました。9年ぶりに立行司木村庄之助の復活、少子化の影響で力士数が約45年ぶりに500人台、冬巡業など大相撲のニュースも入ってました。