
原題:반짝이 는 워터멜론(韓国)
全16話 2023年
監督:ソン・ジョンヒョン
脚本:チン・スワン
キャスト
ハ・ウンギョル/リョウン
(少年時代/チョン・ヒョンジュン)
ハ・イチャン/チェ・ヒョヌク
(大人のイチャン/チェ・ウォニョン)
ハ・ウノ(兄)/ポン・ジェヒョン
チェ・セギョン、オン・ウニュ
/ソル・イナ
(大人のセギョン/イ・ソヨン)
ユン・チョンア/シン・ウンス
(大人のチョンア/ソン・ヨンヒ)
WaterMelon Sugar
オ・マジュ/アン・ドギュ
(大人のオ・マジュ/キム・ヒョンボム)
カン・ヒョニュル/ユン・ジェチャン
(大人のヒョニュル/ソン・チャンウィ)
イ・シグク/イ・ハミン
(大人のシグク/リョ・スヨン)
ノ・セボム/イ・スチャン
(大人のセボム/チン・テヒョン)
あらすじ
耳が聞こえない両親と兄の間で育った
ハ・ウンギョルは、真面目で明るく、
成績も優秀な優等生。しかし、転校を
きっかけに、同級生からのイジメを受
けていた。
そんな中、小学生のウンギョルが楽器
店「ビバ・ミュージック」の前で泣い
ているところを店主おじいさんに助け
られ、ギターを習い始める。
ある日、音楽に夢中になったウンギョ
ルは、親の言いつけで出かけない約束
を破り、耳の聞こえない兄を家に残し
て「ビバ・ミュージック」へ行くため
家を抜け出す。
その間に家は火事になり、家族は助か
ったものの、約束を破り、家族を危険
にさらした事で、心に大きな傷を追う
ことに。
高校生になったウンギョルは、将来を
期待される優等生に成長。兄は聾唖者
ながらテコンドーの韓国代表になるほ
どの腕前に。自慢の息子達に期待する
父親のハ・イチャンは、ウンギョルが
将来は医者になることを望んでいた。
しかし、ウンギョルは唯一の心の支え
である音楽への想いを断ち切る事が出
来ず、両親には内緒で路上ライブをし
ていた。
謎のギターリストとして人気のあった
ウンギョルはギターの腕前を買われ、
人気のインディーズバンドにスカウト
される。
スカウトを受けたウンギョルはバンド
活動を始めたが、父親にその事実がば
れてしまい反対される。
「自分の人生を自分の思うように生き
たい」。という想いと「父親の期待に
応える息子でなければならない。」と
いう葛藤の中、音楽を諦める選択をし
たウンギョルは、ギターを楽器店に売
ることに。
「ラ・ヴィダ・ミュージック」という
聞いたことのない楽器店。
ウンギョルが、ギターを手放し店から
出ると、楽器店は消え本屋になってい る。足元の拾った新聞には1995年と
記載されていた。過去にタイムスリッ
プしてしまったのウンギョルの前に現
れたのは、当時、高校生だった父、ハ
・イチャンだった。
高校生の父は耳も聞こえ、話も出来る
健常者。
自分が何故、過去にタイムスリップし
たのか?どうすれば元に戻れるのかを
模索しながら、行き場のないウンギョ
ルは、父イチャンの祖母が経営する下
宿に家庭教師として住む事に。
そこで知ったのは、父イチャンが絶賛
片思い中で、その相手は母チョンアと
は違う女性セギョンだったこと。
もし、イチャンとセギョンが結ばれれ
ば、兄と自分は生まれない事に。
なんとかして母を見つけ、セギョンと
付き合わないように画策。
父としてのイチャンと、高校生のイチ
ャンの違いに戸惑いつつ、父との想い
出を手繰る中、耳の聞こえる父が、高
校生の頃に事故で聴覚を失った事に気
付いたウンギョルは、事故にあわない
よう為奔走。
そんなウンギョルの事情を知らない父
イチャンは、セギョンを口説く為に即
席バンドを結成。反対するウンギョル
だったが、成り行きでバンドのギター
担当に。
イチャンとセギョンの仲を邪魔したい
ウンギョルはセギョンと対立しながら
も、次第にせにセギョンに想いを寄せ
るようになる。
評価
★★★★☆
感想
ずっと見たくて、登録してたサブスク
で配信がなくて見れてなかった作品。
どうしても「鬼宮」と、この作品見た
くて、最近、Leminoに加入しました。
ちょっと切なくて、スッキリする青春
ファンタジーでした。
タイムスリップ物ですが、SF感は全く
無くて、ガッツリ青春してます。
親子の絆とか、家族の在り方とかイロ
イロ考えされられるドラマでもありま
した。
イチャンとウンギョルって親子なんだ
けど、イチャンにしてみれば親友なん
ですよね。
というか、中国ドラマ的に言うところ
の「知己の友」。
イチャンとウンギョルのブロマンス的
な絆も見どころです。
子供の立ち場で見る感想と、大人の立
ち場で見る感想は、大きく違ってくる
ようにも思います。
個人的にはウンギョルの気持ちが凄く
よく分かって、お父さんと対立する気
持ちに泣けました。「自分の人生を生
きたい。」
自分にも、そう思った時期がありまし
た。
ここから、超個人的な話ですが、、、
私の場合、母子家庭で、母が「脊椎空
洞症」という5万人に1人という難病で
徐々に体が動かなくなる難病でした。
当時は治療法も無く、母は自分の店を
早く私に継いで欲しかったようで、進
学もあまりいい顔されなかったな。
卒業しても決して私を県外とか遠くに
行かせませんでしたし。既に足と手は
動きにくくなっていて、私がサポート
をすることもありました。
ウンギョルが自分の人生を生きたいと
思いつつ、どうしても親を裏切れない
気持ちが、死ぬほど良くわかります。
当時、私も高校生だったこともあり、
ウンギョルも同じだったのかと思うと
当時の自分と重ねて涙が止まりません
でした。
作品としては、とても良かったと思い
ますが、私個人としては既に亡くなっ
た母との確執を思い出してしまう、ち
ょっと辛い話でもありました。
それは、さておき。
OST最高ですね。
ちょっとレトロで新しいサウンドがド
ラマに合っていて良かった。サントラ
マジで欲しくなりました。
また、セリフもいい。
翻訳が上手いのか、言葉が分からない
ので、実際はどういう言い回しかわか
りませんが、名台詞満載でした。
以下、作中で胸に刺さったセリフ。
「人生は条件が全てそろった時に輝く
のではなく、輝く瞬間があるのだと。
幸せはそれが集まって完成する経験」
「みんな同じ。意味を探しながら生き
ている。言い訳しながら。偉くなろう
とするな。生きてるだけで偉いんだか
ら。」
たくさんあるけど、この2つが一番
心に刺さったかな。
ラストはちょっと都合良すぎるかな。
大団円のハッピーエンド。
正直、ウンギョルとオン・ウニュが
2023年に戻ったのはいいけど、随分
変わってしまった現在。
浦島太郎じゃん〜
で、ウンギョルはよしとして、オン・
ウニュはどう変わったのかしら?
ちょっと疑問。
ま、再会出来たから良しとしますか。
老若男女問わず、イロイロ考えされら
れる作品なので、是非見て欲しいと思
います。
〈別記〉
チェ・ヒョヌク씨、リョウン씨と言え
ば「弱いヒーローCASE2」。
とは言え、絡みはありませんが。
今年シーズン2が配信になったばかり
なのでCASE3もあの終わり方なら絶対
あると思います。
しかしながら、キャストが若手の人気
俳優過ぎてスケジュール的に制作は難
しいかもと懸念しています。
舞台が高校なだけにスパン空けると年
齢的にもビジュアル的にも無理になる
のでは?
イカゲームとか、スパン空けてもいい
作品は置いといて、こっち急いで制作
していただきたい。
あ、そういえば、、、
全く関係無いけどタイドラマ「ザ・ビ
リーバーズ」のシーズン2は一体いつ
になったら見れるのかしら?