バトルフィーバーJ
1979年 全52話
スーパー戦隊の3作目ながら
巨大ロボットで戦うといった現在の
スーパー戦隊の基礎になった作品。

子供も夏休みに入り、バタバタと忙しく
久しぶりの更新です。

今の戦隊と違いストーリーはシンプルです。
サタンエゴスを崇拝する秘密結社エゴス。
神官であるヘッダー指揮官とサロメは
サタンエゴスが産み出す怪人(皇子)の指示に
従い怪人と共に世界征服を目論む。
日本は国防省とアメリカのFBIから精鋭を
集めバトルフィーバー隊を結成し、
エゴス討伐の任にあてた。
伝正夫=バトルジャパンをリーダーに
志田京介=バトルフランス、
曙四郎=バトルケニア、
白石謙作=バトルコサック、
FBIから派遣されたダイアン.マーチン=
ミスアメリカ。
しかし、ダイアンは、エゴスに正体がバレ
妹にも危険が及んだ事からバトルフィーバー
隊を脱退。妹の護衛で日本に来ていた
汀マリアは、ダイアンからスーツを託され
新たなミスアメリカとしてバトルフィーバー
隊員となる。
エゴスとの戦いが一進一退の中、バトルコ
サック(白石謙作)の大学の恩師が娘まゆみ
の目の前でエゴスに殺される事件が起こる。
謙作は自らの過去をまゆみに投影し、
彼女のケアにあたる中、バトルスーツを
纏う謙作は「血の匂いがする」とまゆみに
拒絶される。
まゆみの為、バトルスーツを持たずに外出。
襲ってきたエゴスの戦闘員カットマンの
凶弾に倒れ息を引き取る。
謙作の後を継ぎバトルコサックとなった
のは謙作の先輩にあたる神誠だった。
ヘッダー指揮官は自らの剣の師匠である
鬼一角を倒し2代目に。
敵対するバトルフィーバーの指揮官、
倉間鉄山と対峙するも倒される。
サタンエゴスによって怪人として甦るも、
バトルフィーバーによって焼却される。
指揮官を無くしたサタンエゴスはサロメを
使いバトルフィーバーを誘いだし5人を
エゴス怪人にすることを計画するが、
逆に怪人製造カプセルを破壊される。
最終手段で自ら戦いを挑むサタンエゴスは
基地から脱出。その際サロメは瓦礫の
下敷きになり爆破により死亡。
サタンエゴスは巨大化して対戦するも敗退。
サタンエゴスの死によって世界各地で暗躍
していたエゴス隊員たちも死亡した。

ー感想ー
子供の頃、何の疑念も持たずに見て
いましたが、大人になり、令和という
時代になり、あらためて見ると、
なんともシュールな笑いの宝庫で
メチャメチャおもしろく見れました。
なにより、敵であるはずのエゴスですが
憎みきれないキャラでした。
やたらと子供を襲うのですが「子供を
怠け者にするのだ」と。
その真意は10年15年後、努力をしない
怠け者の大人になった時、エゴスが世界を
支配するのだ。と、思いもよらず長期戦略
も視野に入れたわりにザルザルの計画も
面白いですし、サタンエゴスの子供である
怪人に「勉強しか興味がない」怪人が
生まれ、戦う意思が無いと知るやサロメが
「でき損ないでは?」とサタンエゴスに
言うあたりもおもしろく、毎回ツッコミ
どころ満載です。
時に敵キャラの方が説得力があったりする
所も魅力でした。
古い特撮なので今や当たり前の自動翻訳機
に一同が驚くシーンは「時代だなぁ」と
感じます。
子供的にはバトルフランスの変身で
手を叩きながら首を振るシーンが面白い
らしく、一時真似して爆笑していました。
約40年ぶりのBFは懐かしくもあり
大人ならではの新たな発見もある作品で
した。